8月13日(日)の放送では、書道家の武田双雲さんが出演。ADHDについて伺いました。
淵澤 武田さんはADHD=注意欠陥・多動性障害を公表されています。
自見 奥様が気付かれたそうですね。
武田 そうなんです。
新婚旅行で、フランスのモンサンミッシェルに行った時、
僕が何度も行方不明になるので。
僕からするとみんなが消える。
妻からすると僕が消える。
妻に「一緒にやっていけない」と泣かれてしまって。
僕はすぐに感動する。
そして感動しているうちに行方不明になってしまう。
友達も親も、何度も僕を見失っています。
自見 その後、インターネットで
「アインシュタインがADHD?」という記事を読んで、
調べていくようになったそうですね。
武田 そうなんです。アインシュタインは僕が尊敬している学者で。
調べていくうちにADHD診断テストで満点とって、びっくりして。
あれ?これ俺の事?って。
で、ブログに書いたらヤフーニュースになってしまって。
取材が殺到してしまいました。
自見 ADHDだと分かった時は安心されたそうですね。
武田 自分のことが分かっていれば、
先回りして周りに伝えることができます。
作品を作る時に、ADHDスタイルでいいんだ思っています。
それまではアーティストぽく、苦しみながら作らないといけないのかな?と
思っていたけど、今は衝動的に作ります。
そして、たくさん作った中から、すごい作品が生まれます。
自見 最近は「丁寧」を心がけて生活されているそうですね。
武田 キャラクター的には「雑」じゃないですか。
ADHDって窓開けっぱなし。コーヒー飲みっぱなし。
それが「丁寧」にハマった時に、
どれだけ丁寧に歯磨きが出来るかとか。
どれだけ丁寧にドライヤー、味わえるかとか。
靴下を世界一丁寧に履くとか。
全てのことを丁寧にやることで、エンターテイメントになるんです。
日常が突然、楽しくなるんです。