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書道家の武田双雲さん。両親から命令形や未来形の言葉を聞いたことがなかった

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8月6日(日)の放送では、書道家の武田双雲さんが出演。ご両親のお話、伺いました。

自見     お父様はどんな方?

武田     とにかく感動屋。
    阿蘇山の夕日を見て「こぎゃん、夕日、見たことない」って泣いたり。
    食卓のキュウリを食べて「こぎゃん、キュウリ、食べたことない」って泣いたり
    俺にも感動するんです。兄弟3人いるのに俺だけ。
    「だいち(本名)は、凄いばい」

自見  うれしいですよね。

武田  父親は、俺を絶賛しかしない。
    それ以外の記憶がないんです。
    比較のない褒めなんです。
    富士山を見て美しいというのと同じ。
    だから学校の成績など、関係ないんです。

自見  全肯定だったんですね。
    お母様もエネルギッシュな方で、書道の先生もやりながら、
    一時期はエアロビクスの先生もされていたそうですね。

武田  ショッキングピンクのハイレグを着ていました。
    踊りながら書道、しますからね。
    クレイジーです。
    そこにはエネルギーだけがある。

自見  お父様とお母様、喧嘩は?

武田  それこそ、ゴジラ対キングギドラです。
    父ちゃんは185センチあって。
    母ちゃんは小さいけど素早くて、皿とか投げるんですよ。

自見  え?お皿?

武田  離婚届をどちらが書くか、というシーンを何度も見ました。

自見  激しいですね。

武田  父ちゃんも母ちゃんも、瞬間、瞬間を生きているので、
    勉強しなさいとか、言われたことがないんです。
    〇〇しなさい、などの命令形の言葉や
    将来、学校どぎゃんすると?などの未来形の言葉もない。

    学習塾や家庭教師など、環境だけを与えてくれていました。
    そして俺は素直だからやめなかった。
    次男は全部やめて、引きこもりになっていました。

自見  弟さんが不登校の時、お母様の反応は?

武田  あの頃は、不登校と言う言葉すらない時代でした。
    引きこもりって言葉もない頃の、ひきこもり。
    だから母ちゃんは笑っていましたね。
    「なんで(部屋から)出てこんの、あんた」って。
    母ちゃんの対応は底抜けに明るかったです。

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