• Facebook
  • Twitter
  • LINE

教育評論家の尾木直樹さん。東京パラリンピックで未来のダイバシティを感じた

  • LINEで送る

12月26日(日)の放送では教育評論家で法政大学名誉教授の、尾木直樹さんに
「2021」を振り返って頂きました。

淵沢        2021年を振り返っていかがですか?

尾木  東京オリンピック・パラリンピックですね。
    こんなにパラリンピックを見たことはありませんでした。
    1964年の東京オリンピックの時、
    パラリンピックはニュースでひょこっと流れるぐらいでした。
    今回は全然、扱いが違いました。
    障害があるとかないとか、関係ないんだなと。
    これから未来のダイバシティは、
    いろんな人が、それぞれの個性とかに応じて、
    全力で生き合っていく社会なんだというイメージが出来ました。

自見  子供たちにとっても大変いい経験でしたよね。
    
淵沢  尾木さんは2022年公開のドキュメンタリー映画「夢みる小学校」に
    ご出演されるそうですね。

尾木  きのくに子どもの村学園が運営する
    山梨県に南アルプス子どもの村小中学校のお話です。
    大学の研究室の二部屋隣の教授が「ゼミ生を連れて行ったけど感動したよ」と
    教えてくれたので、私もすぐにゼミ生連れて行ったら想像以上に楽しかった。
    テストや宿題のない自由な学校なんです。確か通信簿もなかったはずです。
    修学旅行、長崎の五島列島を予定していたそうなんですが、その日は台風。
    本来は中止のはずなのに、子供たちは行くと言った。
    そして飛行機を諦めて新幹線や列者を乗り継いで
    途中まで行ったそうなんです。貴重な経験をされた。
    そんな自由な学校では、本来遊び放題のはずなのに、高校に進学すると、
    そこの出身の生徒さんはみなさん成績が上位なんです。
    でも、南アルプス子どもの村の校長先生は
    このような話は好まれないんですね。成績にとらわれたくないから。
    でも社会への説得力にはなります。
    どの子も伸びるんです。

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >