2月14日(日)の放送では東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣/女性活躍担当大臣/内閣府特命担当大臣の橋本聖子参議院議員をお迎えして、国会議員の出産についてお伺いしました。
淵澤 橋本先生は現職の参議院議員として初めて出産を経験されました。
橋本 いま、ようやく女性の国会議員が増えてきています。
また女性の議員が現職中に出産をするケースも増えてきています。
国会の中でも、当たり前に感じてもらえる時代になったと思います。
私の時は、国会議員が出産を理由にお休みをもらうことができなかっ
たんです。
自見 橋本先生が変えていただいたんですよね。
橋本 出産でお休みを頂くことが規則に書きこめないようになっていまし
た。「その他」という欄がありまして。
その他「突発的な事故」とありました。
そこで男性、女性の議員の先生たちで「これはおかしい」と。
そして議員規則を改正して「出産」で堂々とお休みを頂けることにな
りました。それがちょうど21年前になります。
自見 まさに道を切りひらいていただきました。
子育てで悩まれていた時期もあったそうですね。
橋本 まだまだ男性社会でしたので。
女性の国会議員が子供を産むなら、子育てを終えてから
もう1回、出直せと。辞職するべきだという声もありました。
いまだと考えられないことですよね。本当に悩みました。
でも国会議員としての仕事を全うしなければならないという思いが
あったので、1週間たたずに退院して、そのまま仕事に出ました。
議員会館の事務所の一角に、ベビーサークルを持ち込ませていただい
て授乳しながら会議に出る。帰ってきて赤ちゃんが寝ている時は
授乳できないので、搾乳して冷やして、温めて飲ませてもらうと。
それの繰り返しでした。結局、ハイハイするまでの半年間、
ずっと国会で育てました。