6月21日(日)の放送ではリポビタンD公式アンバサダーで、元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さんに「キャプテン論」についてお伺いしました。
淵澤 これまでラグビー人生の中で、一番辛かった練習は?
廣瀬 日本代表になってからかな?と思います。
とにかく質がキツすぎて。
ひたすら走って。コンタクトしてちょっと休んでラグビーして。
その繰り返しでカルチャーショックになりました。
でもね。試合になったら楽に感じました。
試合よりもキツい練習をやっていたので。
それで「これがトレーニングなんや」とわかりました。
淵澤 廣瀬さんは34歳で引退。一番心に残っている試合は?
廣瀬 僕は出場できなかったんですけど、
2015年のワールドカップ、イングランド大会
あの時、日本が南アフリカに勝ったんですよね。
日本は24年間、ワールドカップで勝ったことがなかったんです。
しかも相手は世界ランキング3位、優勝2回の強豪南アフリカ。
誰も勝つなんて思っていない中での勝利。
心に残っています。
淵澤 廣瀬さんは中学、高校、大学、社会人、日本代表と
キャプテンを務められてきました。
キャプテンに必要な素質ってなんだと思われますか?
廣瀬 まあ、時々に僕がキャプテンをやった理由は
違うような気もしているんですが、
「成長をし続けたい」
「みんなで楽しくやっていこう」という部分は大事にしてきました。
淵澤 キャプテンとリーダーの違いって何ですか?
廣瀬 リーダーの中にキャプテンがいる、僕はそんなイメージなんです。
一番上にボスがいて、その下にキャプテンがいる。
ボスが考えていることを上手に咀嚼しながら、
じゃあ自分たちはどうやっていこうということを
うまくやるのがキャプテン。
リーダーはもう少し上にいて大枠を、責任をもって
決めないといけない人。そういう感じがします。