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小田原市の「傘焼き祭り」、親を思う、兄弟の仇討ちのお話

放送後記が遅くなってしまいましたが、
5月20日(日)朝5時6分からお届けしましたお話は、
今年は5月19、20日に神奈川県小田原市で行われている『傘焼き祭り』のお話でした。

願いを込めて和傘を焼くお祭りで、曽我十郎祐成(そがじゅうろうすけなり)と曽我五郎時致(そがごろうときむね)、曽我兄弟による仇討ちのお話がルーツです。

「曽我兄弟の仇討ち」は「赤穂浪士の討ち入り」と「伊賀越えの仇討ち」に並ぶ日本三大仇討ちの1つとして今もなお伝えられています。

仇を討つ際、松明が燃え尽き、代わりに和傘を燃やして願いを遂げたこと、
子が親を思う気持ち、曽我兄弟を忍んで行われるようになったのが
願い事を書いた傘をもやす、「傘焼き神事」です。

古くから伝わるお話は、心を打ちますね。

今日の音楽は、横田美穂のアルバム『星合の空』より「Crown」をお届けしました。

24節気では小満に入ります。
万物がだんだん満ちていく、暦と歩調を合わせながら、生き生きと過ごしていきたいものですね。

 

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