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2021年4月9日
お笑い芸人・小島よしおさん (2)

4月3日(4日)の放送では、前回に引き続き、お笑い芸人の小島よしおさんにリモートでご出演して頂きました。

 

小島さんは、パラスポーツのクイズ番組にご出演されているということで、緊急企画「小島よしおと鈴木亮平の『パラスポQ』3本勝負~!」と題し、クイズ対決をお届けしました。

出題した問題をご紹介しますので、みなさんもぜひ挑戦してみてください!

(答えは、このブログ記事の最後↓↓↓にあります)

 

(第1問)馬術に関する問題です。

パラリンピックで唯一、動物と一緒に行われる馬術競技では、競技のパートナーとなる馬のコンディション作りがとても大切です。演技を行う前、馬の体にスプレーを吹きかけているのを見かけることがありますが、何のためにスプレーをしているでしょうか?

 

①      暑さが苦手な馬の体温を下げるため

②      虫が寄ってくるのを防ぐため

③      毛にツヤを与え、見栄えをよくするため

 

 

(第2問)小島よしおさんの地元・沖縄で活動するチームに関する問題です。

沖縄の車いすラグビーチーム「沖縄ハリケーンズ」は、3年連続で日本一に輝いたこともある強豪チームですが、2019年の日本選手権では、ある競技で「東京2020パラリンピック日本代表」に内定している選手が出場したことが話題になりました。では、その選手とは何の競技の選手でしょうか?

 

①      陸上

②      カヌー

③      車いすバスケットボール

 

 

(第3問)小島よしおさんがイベントで一緒にプレーしたことがある、プロ車いすテニスプレーヤー・国枝慎吾選手に関する問題です。

2020年最終の、男子シングルスで世界ランキング1位に輝き、東京2020パラリンピックでの金メダル獲得が期待される国枝選手。(※国枝選手が年末最終世界ランキングで1位に輝くのは9度目で男子選手では最多)国枝選手にはある「特技」があるのですが、それは次のうちどれでしょうか?

 

①      カラオケ

②      けん玉

③      将棋

 

 

小島さん、鈴木さん、ともに1問ずつ正解で引き分けでした。

みなさんは、いかがでしたか?

 

お笑いのみならず、パラスポーツや教育など様々な分野で活躍されている小島さん。

上をめざして進もうとする方に伝えたい“Going Upな一言”を伺いました。

『前へ!前へ!前へ!』

何事も前に進んでいくことが大事。(厳しい状況の中でも)気持ちだけでも前を向いていこう!そういう思いが込められた言葉です。

最後には、東京2020パラリンピックを目指すアスリートに熱いエールを送って頂きました。

 

次回のゲストは、バスケットボール大好き芸人の麒麟・田村裕さんです。

どうぞ、お楽しみに!

 

小島よしおさんのリクエスト曲:ごぼうのうた /  小島よしお

 

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<クイズの答え>

(第1問)②

Going Upにご出演頂いた馬術の稲葉将(いなば・しょう)選手によりますと、馬はとても敏感な動物で、ハエやアブ等、虫が寄ってくるとそれに反応していまい、演技に影響がでるので「虫よけ」のためにスプレーをするということです。

 

(第2問)①

陸上(車いす)の上与那原 寛和(うえよなばる・ひろかず)選手。沖縄県出身で、今年5月に50歳を迎えるベテランの選手です。

北京、ロンドン、リオとパラリンピックに3大会連続で出場し、北京大会では車いすマラソンで銀メダルを獲得しました。2019年「世界パラ陸上競技選手権大会」では、1500mで銀メダル獲得、400mでは4位に入賞し、東京2020パラリンピック日本代表に内定しています。

車いすラグビーの日本選手権では4試合に出場し16得点を挙げる活躍。ラグビー用の車いすの重さは、陸上用のレーサーと呼ばれる車いすの倍ぐらいあるため、「車いすをこぐだけでも負荷のかかったトレーニングになり、陸上にも生かすことができる」と上与那原選手は話していました。

 

(第3問)③

将棋をやり始めたのは2012年。ヒジをケガして練習ができず、何か始めようかなと思っていた時に、友達から誘われたことがきっかけだったそうです。試合期間中は脳が疲れるので、オフの日に楽しんでいるということです。

2021年4月2日
お笑い芸人・小島よしおさん (1)

3月27日(28日)放送のゲストは、お笑い芸人の小島よしおさん。

リモートでご出演いただきました。

 

2007年に「そんなの関係ねえ!」が大ブレイク、「新語・流行語大賞」トップ10にも選ばれました。現在は、子ども向けYouTube動画も大変話題になっています。

そして、パラスポーツ関連のイベントや番組に出演するなど、普及活動にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。

「どれくらいパラスポーツが好きかっていうのは、これを見てもらえれば・・・」と言って画面越しに披露してくれたのは、赤・緑・青、3色の海パン。

赤・緑・青といえば、パラリンピックのシンボルマークである3つの三日月型“スリーアギトス”に使用されている色。(“アギト”には「私は動く」という意味があります)

小島さんはこの海パンを特注で作られたそうで、得意げに見せて頂きました。

 

小島さんがパラスポーツに出会ったきっかけは、ある番組の取材でした。

その時、体験されたのはゴールボール。

視覚に障がいのある方が対象の球技で、1チーム3人の対戦形式で行われます。鈴の入ったボールを転がし、相手のゴールに入れて得点を競うパラリンピック競技です。

初めてゴールボールをやった時の感想をこう話します。

「障がいがなくても同じように競技に参加できるし、9mのゴールがあって、目をアイシェードで覆い、鈴の入ったボールの音を頼りにゴールを守ったりして、面白い競技があるんだなというのが印象的でしたね。(見えない中でボールを受けるのは)恐怖もありますし、思ったより衝撃がくるんですよね」

 

他にも、車いすバスケットボールやブラインドサッカー、車いすテニスなどを体験。

特に、車いすテニスにおいては、2019年に行われた「東京2020パラリンピック1年前(当時)カウントダウンイベント」で、世界のトップテニスプレーヤーである上地結衣(かみじ・ゆい)選手、国枝慎吾(くにえだ・しんご)選手と一緒に試合を行いました。

「超スペシャルな体験でした!僕が上地選手、お笑い芸人のガリベンズ矢野さんが国枝選手とペアを組んで、夢のようなダブルス体験をさせて頂きました。神様の手のひらで踊らされているような感じでした(笑)。相手チームの国枝選手は、僕が打ちやすいところに打ってくれました。実際にやってみると、打つところに行くだけでも大変なんですよね、車いすで移動するのが。それを上地選手と国枝選手は、自由自在に動いていたのですごいなと思いました」

そして、ラケットでボールを打つとその反動で車いすがずれてしまって、それをまた調整しなければいけないのがとても難しかったと語りました。

 

そんな小島さんが注目しているパラアスリートは、「海パンで働くことが多いので、競泳の鈴木孝幸(すずき・たかゆき)選手です!」。

手と脚に傷がいがありながら、ぐんぐん進んでいく泳ぎを初めて見た時は「鳥肌が立った」といい、左右のバランスをとりながらスイスイ泳ぐ姿がすごく印象的だったと話します。

鈴木選手は、2004年のアテネから前回のリオまでパラリンピック4大会に連続出場し、北京大会では金メダルを獲得しています。東京2020パラリンピックでの活躍もぜひ見たいですね!

 

最後に、小島さんが実際に体験して感じたパラスポーツの魅力について伺いました。

「魅了はいっぱいあります!その中でも、もちろんどのアスリートもそうですが、パラアスリートは、より人生が見えてくるので応援したくなる。そこが一番の魅力かなと思います!」

 

次回も、小島よしおさんをゲストにお迎えしてお話を伺います。

どうぞ、お楽しみに!

 

小島よしおさんのリクエスト曲:やってみよう /   WANIMA

2021年3月26日
車いすラグビー・中町俊耶選手 (2)

3月20日(21日)の放送では、前回に引き続き、車いすラグビーの中町俊耶(なかまち・しゅんや)選手にリモートでご出演いただきました。

 

“正確なパス”が持ち味の中町選手。

そこには、小学生のころから大学まで励んだ野球の経験が生きていると話します。

「野球をやっているときは指先の感覚をすごく意識していました。それが今も残っていて、体勢が崩れてたとしても、最後にしっかり指先にかかって味方に良いパスを出すことができています。そういう部分では野球をやっていて良かったと思っています」

 

現在、中町選手は、2017年に結成した「TOHOKU  STORMERS」に所属し、2019年からはチームのキャプテンを務めています。

キャプテンを任されたことで、ふだんの練習でも意識の変化が生まれたといいます。

「キャプテンになる前は正直自分のことだけに集中していて、周りに支えられて成長できたというところがありました。でも、キャプテンになってからは、僕よりもさらに経験が少ない選手をどうやってサポートして高いレベルに持っていくかということまで考えるようになりました。周りに対する気遣いがしっかりできるようになりました」

そして、プレーでもリーダーシップを心がけています。

「試合では絶対チームが苦しいシチュエーションというのがあるのですが、そこで流されないように、逆境にしっかり立ち向かって、チームを引っ張っていきたいと思います」

 

物腰が柔らかく、優しい印象の中町選手ですが、車いすラグビーの試合ともなれば闘志がみなぎります。

車いすラグビーに取り組むなかで、考え方も変わったと語ります。

「怪我をする前は、負けず嫌いという感じではなく、失敗してもまあいいやというような性格でした。車いすラグビーを始めて日本代表を目指すなかで、一つの失敗もすごく悔しがるようになったり、できない自分がすごく悔しかったり、ハングリー精神が生まれ、絶対上手くなりたい思うようになりました」

 

車いすラグビー日本代表として、自身初となるパラリンピックの大舞台への出場を目指す中町選手。

東京2020パラリンピック・車いすラグビーの決勝戦は、中町選手の27回目の誕生日(8月30日)…の前日です!

「昨年パラリンピックが開催されていたら決勝の日が誕生日でしたが、1年延期になって、決勝の次の日が誕生日になりました。8月29日にしっかりメダルを獲って、30日はその余韻に浸って最高の誕生日を迎えたいと思います!」

 

最後に、上を目指して進むための、Going Upなメッセージをいただきました。

「生きているといろいろな壁にぶつかって一歩踏み出せないこともありますが、その時にただ進むのではなく、何か方法を変えながら進んでいくと、新しい何かが見えるはずだと思っています。そんな時は、立ち止まる勇気を持ちながら、しっかりまた前に進んでいけるように頑張っていきたいと思います!」

 

 

中町俊耶選手のリクエスト曲:みんながみんな英雄/ AI

車いすラグビーでは(タックルやトライ等、目立つプレーが多い)ハイポインターと呼ばれる選手に目がいきがちですが、「みんながみんな英雄」というこの曲のタイトルのように、障がいの重いローポインターもミドルポインターも、チーム全員が体を張ってプレーしています。その中で、自分もしっかりと試合を決められる、そんな選手になりたいと思わせてくれる一曲だということです。

 

 

次回のゲストは、お笑い芸人の小島よしおさんです。

どうぞ、お楽しみに!