• Facebook
  • Twitter
  • LINE

バルセロナ五輪 銀メダリストの有森裕子が常にイメージしている言葉とは?

  • LINEで送る

前回に引き続き、今回のゲストは、
1992年のバルセロナオリンピック女子マラソンで銀メダル、
1996年アトランタオリンピックで銅メダルを獲得した、有森裕子さんです!


今回は、有森さんの『相棒』=「こだわりの用具」に迫りたいと思います。
やはりマラソン選手という事で、有森さんの相棒は『シューズ』

有森さんがシューズでこだわっていたものとは?

『シューズのデザイン』
当時履いていたシューズは、メーカーは、アシックスで、
「白」をベースに「ゴールド」と「赤」のラインが入ったデザイン。

『フィット感』
実は、小学生の時に右足のケガをしてしまい、右足首の関節が固く可動域が少ないという有森さん。
そのため、地面を蹴るとき、足を引くときに足首が固いため、満足のいく走りができないという。

そこでシューズのソール(靴底)にもかなりこだわっていたそうです。
まず「ソールの厚さ」については、地に足が着いた時に、
ソールの角度が前傾になっていると蹴りやすくなるという。
そして、「ソールの柔らかさ」は、
柔らかいと、地に足が着いた時に、深く沈んでしまい、その分大きく足首を動かさなければならない。
反対に、ソールが固いと、負荷がかかり過ぎて疲れやすくなる。
そのため、負荷が掛からない程度の固さがあり、
深く沈まず蹴りやすい、ソールの角度が前傾になっているシューズを選んでいたといいます。

また、「走り」はシューズに表れるようで
フルマラソンを走って、調子が悪いときはかかとがすぐに減って、
直ぐに使えなくなるそうですが、
調子が良いときは、まったくすり減ることがなく、自分でも驚くほどだそうです。


そんな、道具へのこだわりを語った有森さんの大きなチカラになった『言葉』とは?

『全てを力に、全ては力に』

前回同様、この言葉はご自身が作り出したという有森さん。
自分の想いがノッていないと行動に移せない、
自分が経験して感じた事はなるべく言葉にするように心がけているそうです。

この「全てを力に、全ては力に」という言葉を常にイメージして忘れないようにしていて、
自身に限らず、ランナーやその他のスポーツ選手、全ての生きてる人たちに使う言葉だという。


最後に金子から「今の生きがいは?」という質問に。

「生きがい・・・頑張っている子供たち、頑張っている人かなぁ」
「子供たちや人から貰えるエネルギーは大事で、
そのエネルギーは途絶えさせたくないし、少しでも本人たちが望む形にしてあげたい。」
そういうやり取りをする場が、有森さんの生きがいの場だといいます。

そんな有森さんが理事長を務める「スペシャルオリンピックス」

「スペシャルオリンピックス」とは?
知的障害のある人たちにスポーツを通して社会参加・自立を応援していく組織で、
健康で豊かな生活を知的障害のない人とともに送ることを目的としている。

12月9日~10日に「全国ユニファイドサッカー」を開催されます。
今回で2回目となるこの大会は、前回に引き続き「大阪府堺市のJ-GREEN堺」で行われます。
障害のある人とない人が同じチームで競技を行うユニファイドスポーツを、
更に広めていくことで障害の有無を越え、喜びや悔しさ、
達成感など様々な経験を共有することにより、お互いの理解を深めることを目指している!

「ぜひ応援にきてください!」と語る有森さんでした。

今回のゲストは、元女子フルマラソンランナー・有森裕子さんでした!
次回のゲストは、バルセロナ五輪で金メダル、
アトランタ五輪で銀メダルを獲得した
柔道家”平成の三四郎”こと古賀稔彦さんです!
お楽しみに~!

聖教オンライン

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >