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セルジオ越後が「旅をする意味」「教育」を悟った言葉

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今回のゲストは、
サッカー解説のセルジオ越後 さんです!




今回は、セルジオ越後さんの『相棒』「こだわりの用具」に迫りたいと思います!
セルジオさんが現役時代にこだわっていた用具は『スパイク』
−現役当時はどんなスパイクを使用していたんですか?
まだゴムのスパイクっていうのがなくて釘だったんです。
硬いグランドだったら釘が貫通するんですよ。
アマチュアは大変だったと思いますよ。
あと皮が厚くて馴らすのに3ヶ月かかるんです。
豆ができるし、痛いしで大変ですよ。
プロに上がってすぐ、有名な選手が「お前の足のサイズ俺と一緒か。俺のスパイク貸してあげるよ」って言われて。「うわ!あの選手がスパイクを俺に貸してくれた!」って喜んでいたんです。
でも実は利用されていたんですよ!皮が柔らかくなったら「あのスパイク返して」って(笑)
愛の鞭だねぇ(笑)今は恵まれてどの種目でも道具が進んでね。
子供の頃、親がサッカーさせたくなくて僕だけスパイクを買ってくれなかったんです。
僕だけがチームで裸足。でも周りが「セルジオくんはサッカーが上手いからスパイク買ってあげて!」ってみんなが言うんですけど、買ってくれなかったんです。
それで一年ぐらいしてようやくとても良いスパイクを買ってくれました。
あの喜びは今でも一生忘れない。
だから裸足生活が長かったから
指が自由に動かないとうまくいかないんです。
だから少しゆとりのあるスパイクを使っていました。
毎日手入れしたし、すごく大切にしました。
僕はサッカー選手にとってスパイクは命じゃないかなって思いますね。


んなセルジオ越後さんに金子がより深掘りして聴いていくコーナー
『金子の深堀り!』

−現役時代に嫌なバッターはいますか?
4年に一回、目標のサッカーが変わるよね
一つのことをずっと続ければ良いじゃ無いって思う。
4年に一回真似するよね。
前回のドイツW杯ではドイツをお手本になった。
バイエルンミュンヘンに選手を入れたら強化になるってやったらダメだったんじゃないですか。
フランス、オランダもあったし、スペインもあったし。
相手の真似をしすぎているじゃない。日本的なサッカーっていうのが無いんですよね。
変えないでずっとやるっていうのが伝統的なものになると思う。
今、世界はグローバルになって色んなサッカーがあるんです。
南米も全部ヨーロッパに集まっている。
よく「日本的なサッカー」っていうんですけど、そんな名前はないんですよ。
「サッカー」をやるんですよ。
西野監督だったから「日本的なサッカー」っていうわけではないし。
名前付けるのが好きな国ですよね。
監督が変わるたびにクラブチームみたいに変わるんですよね。「ハリルジャパン」とか「西野ジャパン」とか名前をつけるのは日本だけ!だっていつ変わるか分からないじゃないですか。
あと、協会で代表のカレンダーを作るのは日本だけなんですよ。
完全にクラブチーム化していますよね。
たまに選手で「次にそれを活かしたい」って言いますけど、「選ばれたら」っていうのを忘れるなって言いたい。

−新監督の森保さんはどうですか?
僕は新しくなった監督には期待したい!
あと、ガンバ大阪の宮本監督もね。
良いなら褒めるべきだし、ダメなら辞めるべきだし。

あと、両方抱えてやるっていうのは遅いぐらい。
トルシエであれだけ良い結果をだしたんだから長期的にやってほしい。。
森保監督と以前話をした時に、「OAを定期的に変えて経験させながら国際試合をやりたい」って言ったの。面白くない?そういうところが興味あるし、応援したいって思いますね。
来年、コパ・アメリカに出るか出ないかみたいな話がありますけど、コロンビアと再戦して欲しいですね。ぜひ見たい。


そんなセルジオ越後さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『旅は人を磨く』
「これは昔、ある人に言われた言葉なんですけど…」と前置きしたあとに
「お金貯めてどこに旅行したらいいですかね?」と聞いたセルジオさんがその人に怒られてしまったそうだ。
「違いますよ。旅は人と会うことですよ?」と言われたという。
「旅をすることで自分を磨くことができる。だから勉強って影響ですよね。」

「教育は一生忘れられないものだけ」

これはある校長先生に言われた言葉
「確かに自分の財産ってなんだ?って考えた時に、一緒に頑張ってきた仲間とかは忘れないけど、学校で学んだこととかは忘れたなぁって思って。あと『年寄りで幸せなのは思い出話しをいっぱいできる人ですよ』って言われて。」
「自分しか喋れないものが自分の価値観だと。教育って硬いものじゃないんだなぁっ奥深いなぁって思いましたね。」


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