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レギュラーを掴みかけていた谷繁元信へ大矢明彦が送った捕手としての言葉

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今回のゲストは、
プロ野球記録となる通算3021試合に出場した
名キャッチャー 谷繁元信 さんです!


【プロフィール】
1970年広島県生まれ。
島根県江ノ川高校時代は強肩強打の捕手として活躍し、高校通算42本塁打を記録し、夏の甲子園に2度出場した。
1988年ドラフト1位で横浜大洋ホエールズ(現:DeNAベイスターズ)に入団。
球団から期待を込められ背番号1を与えられる。
一年目から頭角を現し、高卒ルーキーながら80試合に出場。
大矢明彦さんの指導のもと、93年からレギュラーに定着し98年にはチームの要として球団38年ぶりのリーグ優勝・日本一に貢献。
2001年オフにFA宣言し、中日ドラゴンズに移籍し、
2007年にはシーズンを2位で終え、クライマックスシリーズを勝ち上がり日本一を達成。チームの要として貢献した。
2013年には史上44人目の通算2000本安打を達成した。
2014年には選手兼任監督としてチームの指揮を執り、2015年シーズンで現役を引退。
通算3021試合はプロ野球記録である。


そんな谷繁さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

−キャッチャーの育成は難しい?
勝ちながら育成するっていうのはすごく難しいんです。勝たなきゃいけないってなると我慢しないじゃないですか。勝ちっていう風に走ってしまうと監督・コーチも我慢せずにいい方を使おうっていう風になるんですよね。
そしたらそこまでしか経験できないわけですよ。だからどんどん経験値を得るのが遅くなる。だから、僕は本当に運が良かったですね。

−優勝を命題された阿部慎之助はすごいですね!
すごいですね。
例えばダイヤモンドにはランクがあるでしょう?
ランクの低い石をいくら磨いたところでランクは上がらないんです。
でもランクのいい石を磨くとランクは上がるじゃないですか。
−広島のルーキー中村選手は原石?
彼は、もったいないなって感じなんですよね。今の広島では1軍の経験を積めないんですよ。
そこが彼のマイナス点なんですよね。
僕は内心、ドラゴンズ引けって思っていたんです。
今のドラゴンズであれば早い時期に出てこれるんじゃないかなって思ってたんですよね。
広島には坂倉っていう選手がいて、これも良いんですよ!
チームとして、石原、會澤がいて彼らが抜けたあとに2枚看板がいるチームとなると、チームとしてはすごく良いんですよ。

−キャッチャーの2枚看板はあり?
僕の中では本当はないです。
片方が8割と2割。この2枚看板だったらいいんですよ。
五分五分だともったいないんですよ彼らが。
チームとして考えるとすごくいいんですよ。
でも、彼らの今後のキャリアを考えるともったいないなぁって。
そう考えると運命ですよね。
彼らには1日でも早く1軍に出てもらいたいんですけど、広島は強い状況ですから彼らを使うっていう選択は難しいですよね。
あとは今年1年かけて2軍で頑張って、来年のキャンプでゴン!って信頼を得なきゃいけないんです。大変ですよ。

−12球団で一番キャッチャーらしい選手は?
西武の炭谷銀仁朗ですね。
キャッチャーっていうポジションを考えると彼ですよね。


そんな谷繁さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『我慢』

これは、96年ごろ当時、バッテリーコーチだった大矢明彦さんの言葉。
思い通りにならないことに対して、イライラしたり、ピッチャーと頭ごなしに言い合いなどをしていたという谷繁さん。そんな谷繁さんに大矢さんがかけたのが
「とにかくキャッチャーっていうポジションは我慢だ。思い通りになるわけないだろう。その我慢の中でどうやっていくかを覚えろ」

この言葉を聞いて、「自分にそういうものがあった」と感じた谷繁さんはいつまでもこの言葉が心に残っていたそうだ。


次週の放送はお休み!
次回の放送は8月6日21時〜です!
お楽しみに!


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