今日のゲストは
オリンピックでアテネからリオまで
4大会連続でオリンピックに出場し
4つのメダルを獲得した
競泳元日本代表・松田丈志さんです!
1984年、宮崎県延岡市出身。
4歳の時に地元の東海スイミングスクールで水泳を始め、
久世由美子コーチの指導のもと頭角を現わす。
屋根がビニールハウスという練習環境から、
「ビニールハウスのヒーロー」と呼ばれる。
2004年アテネ、2008年北京、
2012年ロンドン、2016年リオの4大会連続でオリンピックに出場し、
北京五輪では200mバタフライで銅メダルを獲得、
ロンドン五輪では競泳チームのキャプテンを務め、
200mバタフライで銅メダル、
400mメドレーリレーで日本競泳史上初の銀メダルを獲得した。
帰国後の岩手国体を最後に現役を引退。
現在は情報番組のコメンテーターとしても活躍されています。
そんな松田さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー
『金子の深堀り!』
一昨年、12月ホノルルマラソンに出場したという松田さん。
フルマラソンに挑戦したワケとは?
「ずっとこれまで水中の競技をしてきたんで、一度陸の大会に出たかったんです。。
またアスリートとして、一度はフルマラソンに出ないとダメだろう!と思ったんですよね。」
−ほとんどの競技でトレーニングの一環で走ることはあるが、
水泳はトレーニングで走ることはあるのか?
「ウォーミングアップで軽く走ったりはするんですが、ほとんどないですね。
ガシガシ走ったからって泳ぎが速くなるわけじゃないので、
人によっては体づくりのために走ったりする人はいますけど。僕はほとんどないですね。」
タイムは4時間57分だった松田さん。
「キツかったですね。足も上がんないんで、35キロ過ぎからは、すり足のような感じ。
だからゴールした時は、そのまま海に飛び込みました!」
「泳ぐんかい!」と金子驚愕!
「立つのも座るのもキツかったんです。
上半身は元気だったんで這うように飛び込みました!」
「陸の生物からしたら考えられない」と金子愕然!
そんな松田さんは、今年、トライアスロンに挑戦するそうだ。
他にも現役時代からサーフィンが好きだったという松田さんは、
サーフトリップ(サーフィンをするための旅)をしてみたいと語るなど、現役を引退しても、まだまだアスリートの火が消えることはない様子だった。
そんな松田さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『あんたならやれる』
この言葉は小学生の頃、久世コーチに言われた言葉。
小学校1、2年生の頃は宮崎県内ではトップレベルでも、九州では決勝にも残れないという実力だった。
そして小学4年生で初めて出場した全国大会では最下位に沈んだ。
「こいつらには一生勝てない」
そう思って諦めかけた松田少年に久世コーチがかけた言葉が
「あんたならやれる」
いつもこの言葉をかけていたそうだ。
その度に「もう一回やってみよう。」と奮起し、徐々に戦いのステージを上げていった。
大人になるにつれて、その言葉に何の根拠があるんだと反発する時期もあった。
ロンドン五輪を終えて、現役続行か引退かを迷っている時期でも、
久世コーチは「あんたならやれる」と言い続けた。
そんな久世コーチの姿を見て、
「この人は僕の可能性を信じているし、共に戦う覚悟を持っているんだな」
そう思うようになったそうだ。
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