• Facebook
  • Twitter
  • LINE

スキーを辞めようと思っていた時、友人から言われた言葉とは?

  • LINEで送る

今回のゲストは、
ソチオリンピックのスキー・フリースタイル女子ハーフパイプで
銅メダルに輝いた小野塚彩那選手です。
 



今回は、小野塚彩那選手の『相棒』=「こだわりの用具」に迫りたいと思います!

−スキーなので相棒は沢山あると思いますが重視していたのは…?
ブーツですね。板も大事なんですけど、
それ以上にブーツをこだわりを持っています。
反応の速さとか、自分のスキー操作がダイレクトに伝わる部分なので。


 
 

メーカーは?
ATOMICです。ハーフパイプも今もそうなんですけど。
毎年メーカーは、モデルチェンジするんですけど、
お願いして同じブーツで新しいのを作ってもらっていました。
それが自分に合っていると分かっていたので。
この2年間は、メーカーの本国の
オーストリアまでブーツを作りに行ってます。
ブーツへのこだわりは人一倍濃いですね。

−1足のブーツどのくらい履けるんですか?
半年くらいです。
壊れないし使えるんですけど、へばってくるというか。
1年の半年は、雪上にいるので、
滑走日数でいうと、レジャースキーをされる方の何十倍も滑りますし、
ブーツにかかる負荷も全然違いますので。
 
 
−板はどうなんですか?
板は1年間に3本を使い回す感じですね。
大会用、練習用、何かあった時用とか。
乗っててフィーリングがいいと、
練習用で大会に出たり。
 
 
−移動も大変ですよね?
荷物も多くて、自分で持ち歩いていたので…。
ワックスの台とかアイロンとか。
スタッフが居ない時はそうですね。
何があってもいいように、全て持ち歩いていましたね。
今もない道具が無いというか。全部持ってます。
 
 
−ストレスにもなりますよね?
でも、それがあったからこそ
どこに行ってもやっていけるというか、
メンタルも強くなりましたね。
色んなコネクションも出来て財産になりましたし。
がむしゃらに何でも出来るなって。


−リクエスト曲は?
Bob Marley & The Wailersの「Jammingです。
この曲を聞くと「やってやるぞ!」って
テンション上がりますね。


そんな小野塚彩那選手に、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-いま小野塚選手がされているスキーの「フリーライド」、どんな競技なんですか?
スタートとゴールだけが決められていて、
ラインの難易度、シュプールの流動性、コントロールとジャンプ、
スキーのテクニックをジャッジしてもらう大会ですね。
 
 
-お客さんているんですか?

海外は、スキー場から見えるところでやることが多いんですが、
日本の白馬でやったときは、裏側というか奥の方だったので、
お客さんも歩いて行くといきましたね。
選手も山の下から1時間半かけて板を担いで上がっていきました。
場所によってはヘリで上げてくれたりとか。
 
  
-フラッグとかも無いんですもんね
上まで行って、スタート地点で
自分が下から見たコースを、
頭の中でイメージを反転させて滑ります
自分が思い描いたラインを行くしか無い。
 
 
-ハーフパイプの経験は活かせてますか?
まだですね。
山の中でスピンをしたら得点も高くなるんですが、
まだそこに至る技術がなくて…。
滑ること自体は引けをとっていないなって印象なんですけど、
ラインを見る感性とか、どのくらい飛べるとか、
どのくらいのスピードで突っ込んでいけばいいかとか、
そういう部分がまだ足りなくて、去年は全く出来なかったので。
 
 
-1人の選手が滑ったら新雪じゃなくなりますよね?
もちろんあります。
全員が滑った後に滑ることもありますし、
スキーの女子が最後とか。
 
 
-最大斜度ってどの位あるんですか?
斜度は、分からないんですけど、

自分の最大斜度を大会の度に更新していく感じですね(笑)
斜度に対する恐怖よりは、

岩があったらどうしようとか、そういう恐怖心はあります。
 
 
-フリーライドの目標は?
現時点では、ワールドツアーにもう一度出ることが目標ですね。
去年全く歯が立たなくて…。

白馬で転んで、カナダで転んで、3、4戦はビリで。
最後の試合は5位以内じゃないと出れないので、そこは出れなくて。
日本人女子で開拓していないところなので、
そこに行けそうなので。
「あいつが行ったんだな」って思ってもらえたらいいかなって。



そんな小野塚彩那選手が今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『その悩みは彩那にしか出来ないんだから、
 幸せだと思った方がいいよ』

友人に言われた言葉です。
スキーを辞めようと思っていた時期があって。
ハーフパイプをやる前の大学生の時に、
友人と旅行したときに言われました。
いまもプロスキーヤーとなって、色んなことに悩むんですけど、
その悩みは私にしか出来ない、ラッキーだなって。
すごくポジティブに捉えてますね。
何かあると救われますね。


 

〜〜〜〜お知らせ〜〜〜〜
伊達公子さんと、金子達仁さんの著書
Date of DATE 伊達公子の日』 ¥1,500-(税抜き)
文藝春秋より2018年7月27日発売!
九年半のセカンドキャリアのすべてを綴る
三十七歳で現役復帰した伊達公子が四十六歳で二度目の引退をするまでの九年半の日々と
ファーストキャリアからの心境の変化を明かす。

テニスファンはもちろん、そうでない方も楽しめる一冊です!
是非、ご一読ください!
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908014

聖教オンライン

ニッポン放送の番組一覧

他の番組を見る >