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畠山愛理さんが山崎浩子さんに言われた大事な言葉とは?

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今回のゲストは、
新体操日本代表=フェアリージャパンとして
2度のオリンピック出場を果たした
畠山愛理さんです!





いつもですと、2週目は、アスリートの「ギア」「用具」のお話ですが、
畠山さんの競技人生についてまだまだ聞きたいことがある、ということで、
今回も畠山さんの歩んできた道のりを伺います!


−中学3年の時に新体操の日本代表=フェアリージャパンのオーディションに合格、
3日後には合宿の為ロシアへと旅立ったそうですが、ロシアでの生活はどうでした?
環境の変化にやられましたね…。まず、私より歳下のロシアの選手の方が上手。
代表じゃない子達でもとても上手くて、本当に私は世界で戦えるのか…と。
両親とも急に離れて、当時はスマホもない、パソコンでのスカイプもできない、
自分の力だけでやっていかなければいけない、最初の頃は泣いてましたね。

−ノックアウト寸前ですね?
トイレで泣いていました。
でも、大丈夫大丈夫って思える自分がいましたね。
最初の挫折を乗り越えたのが大きかったです。

−1日何時間くらい練習していたんですか?
1日、8時間から10時間ですね、週1日の休みです!
残りの時間は、寝て、食べてくらい。
プライベートな時間は、週1日くらいですね。
外の陽を浴びるのも、週1日の休みくらいでした。
練習終わって外に出る頃には日が暮れていましたし。

−ロシアと日本の教え方の違いは?
一番の違いは表現の部分ですね。
すごく単純にいうと、日本は、正確にノーミスで演技をしないことが大切。
ロシアは、何も伝わらない演技が一番のミス。
ミスをしても、見ている人が「素敵だったね」とか、
伝えたいことが演技で伝われば成功と教えられました。
練習以外の時間も新体操に活きると。
キレイなお花に行って「きれい」と感じることが感受性豊かになるし、
美しいものを見て、美しくなって帰ってきなさい、という言葉を
ロシアのコーチからもらいました。

−3年後にはオリンピックですよね?たどり着いた時の気持ちは?
すごくキラキラしていたのは覚えているんですけど、
あっという間すぎて、だからまたリオで踊りたいって思ったんですよね。
あんなに長く練習してたのに、演技は2分半で終わっちゃって。
直ぐにもう一度味わいたいと思いました!

−リクエスト曲は?
安室奈美恵さんの「Get Myself Backです。
オリンピックの舞台ってドキドキして、
練習しても不安て無くならないじゃないですか。
でも、この曲を聞くと、
不安な気持ちやマイナスな気持ちで
目をそらしたらもったいない、
せっかくの舞台を楽しまなきゃもったいないと思わせてくれます。



そんな畠山さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-ロンドン、リオオリンピックに出場されて、東京は考えなかったんですか?
また4年間同じモチベーションで、毎日練習できるかと
自分に質問した時に、直ぐに答えられない自分がいたんです。
代表に入る選手は、1日でもそういう気持ちがあるのはいけないと思うんです。
何より失礼だと思ったのが大きかったですね。

-未練は無かったですか?
きっぱりリオが最後と決めて、
リオで感謝の演技をしようと決めて臨んだので、
リオが終わったら、新体操ありがとうって気持ちになりました。。

-引退後は伝える側に回られましたがいかがですか?
すごく楽しいです。でも、自分が選手だった時に、
どういう聞き方をして下さっていたのかを聞いておけばよかったな、
なんて思ったりしてます。

-ロシアの先生じゃないですけど、言われたことをやるだけではない、
伝える側に畠山さんにはなって欲しいですけどね?

選手だったからこそ聞けること、
選手だったから答えてくれることもあると思います。
そういう自分の強みを活かした取材ができるようになりたいなって思っています。

-新体操の後輩たち、東京オリンピックに期待することは?
私が現役の頃とは比べ物にならないくらい難しい演技をしています。
ワールドカップに出場すればメダルが取れるくらい、
世界の人たちに日本は強豪国だと思わせることができていると思います。
日本はいい流れで東京オリンピックまで来ています。
みなさん期待して、応援していただければ嬉しいです。


そんな畠山さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『 相手は自分の鏡』

これは、強化本部長の山崎浩子先生から頂いた言葉です。
チーム競技で、女の子だけで、共同生活しているわけですが、
自分が上手くチームの輪に入れないことがありました。
その時に私は、入れなくてもひとりじゃないもんと、強がりを見せてしまって…。
その姿を見た山崎浩子先生が、
「相手に変わってもらおうと思う前に、まず自分を見つめ直しなさい、
 自分は相手の鏡だからあなたが変われば周りも変わってくる」
とおっしゃって。
その言葉を聞いて、自分からコミュニケーションを取りに行ったり、
思っていることをちゃんと伝えたりするようになりました。
そこからチームの団結力も上がっていきましたし。
あの頃は、すごく自分も幼かったなと思います。
山崎浩子先生のその言葉は、
競技の時だけじゃなくて引退後も大切にしている言葉です。


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