1989年、大阪府生まれの25歳。「F.C.アヴァンツァーレつくば」所属。5歳の頃に目の病気「ブドウ膜炎(まくえん)」が見付かり、その後視力が急激に低下、弱視の状態に なった(現在は全盲)。2007年、筑波技術大学在学中にブラインドサッカーと出逢いプレーを開始するや、たちまち才能を発揮。2012年、ブラジルとの親善試合で日本代表デビュー。今年は日本選手権MVPを獲得するなど活躍。今月16日から始まった世界選手権にも日本代表として出場中。
今月16日から、国立代々木競技場フットサルコートで4年に一度の大会「ブラインドサッカー世界選手権」が開幕した。ブラインドサッカーとは視覚に障がいを持つ選手を中心に、転がすと音の出る特殊なボールを使い、アイマスクを付けて戦う競技。フットサルと同じ1チーム5人制で「芝の上の格闘技」とも呼ばれる激しいスポーツだ。パラリンピックの正式種目でもあるが、日本代表メンバーの一人、川村怜選手に話を聞いてみた。▼元々子供の頃からサッカー好きだった川村選手。大学でフットサルができるサークルを探していたら、そこで偶然ブラインドサッカーに出逢ったという。初めてプレーした感想は?「まず自分がどこにいるか、方向も位置も全く分からず、音も聞こえないので『怖いな』っていうのが第一印象ですね」その恐怖心は、経験を積み上達する楽しさで自然と消えていった。▼チームメイトとの声の連携など、音が重要なブラインドサッカー。ボールが出す音色で何を聞き分け、状況をどう判断するのか?「ドリブルする時の音と、普通に転がっている時の音は違うんです。それでドリブルしているか、パスを出したのかを判断します」「足とボールの接地時間を長くすると、音を吸収することができます。ボールをあえて止めてみたり、緩急を使ってみたり、国や選手によって特徴がありますね」▼12カ国が出場する今回の世界選手権、川村選手はどんなプレーを見せてくれるのか?「ドリブルからの突破が自分の持ち味。自分のゴールでチームを勝利に導きたいと思っています」「2年後のリオパラリンピックに向けて、現時点でどれだけ世界の強豪相手に通用するかを試す絶好の機会。チームとしてはベスト4が目標です。全力を出して戦っていきたい」▼「ブラインドサッカー世界選手権」は今月24日まで開催。次回は川村選手にプライベートの話、今後の目標について伺います。
スポーツがいつも話題の中心の2014年。
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、
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師岡正雄(もろおか・まさお)
1960年2月15日生まれ。東京都出身。
Jリーグの開幕、ジョホールバルの奇跡、
WBCの2度の優勝などエポックメイキングなシーンを多数実況。
豊かな声量と明朗な声色が魅力のスポーツアナウンサー。宴会大好き、焼酎大好き。
ダイエットのためジョギングにトライするも膝痛に悩まされている。