「ニッポン放送報道スペシャル『あの日の誓いから10年・始まった共生社会への挑戦!』」
今回は、「ニッポン放送報道スペシャル『あの日の誓いから10年・始まった共生社会への挑戦!』」について審議が行われました。
今年1月2日に放送された特別番組です。
東日本大震災の取材を進める中で出会った全盲の小椋汐里さんを長きにわたって取材し続け、 仙台市内にある中学校の英語教師として着任した小椋さんの日々奮闘する姿にスポットを当てました。
周囲で支える教師、生徒の話なども交え、共生社会への取り組みと課題をお伝えしました。
委員からは
- とても質の良い番組だった。障がい者と接する我々としては、この番組のような取り組みが定期的にあると、
聴いているほうも分かりやすい。障がいのある人が、身近にいる、社会にいる、ということが大切だと思う。
- 子供の頃から障がいがある方々と、壁のない段階や、壁がまだ小さい段階で、どれだけ一緒にいる経験を積むかが、
共生社会ができるまでのポイントになるのではないかと思います。
大人が壁を作る前に、子供のころから一緒に過ごす。その意味ではメディアの重要な責務だと考えています。
- 継続的に取材しているのは素晴らしいことだと思います。ラジオだからこそ伝わる部分としては、
周りの人のインタビューのアクセント・イントネーションからも小椋さんに対してどう感じているか、どう考えているかが分かる、
ということだと思います。
といった意見が出されました。
ニッポン放送では、こうした各委員の意見を参考に、今後もより良い番組作りに努めて参ります。
次回の番組審議会は、2022年4月19日に開催予定。
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