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2011年05月17日(火)開催
第51回 ニッポン放送番組審議会 議事概要
場所  ニッポン放送 8階役員会議室
出席者
(委員)澤岡 昭副委員長、大内順子委員、米長邦雄委員、福田宏之委員、石井幹子委員、山本一力委員、山口 香委員
(放送局)村山創太郎社長、宮本幸一専務、森谷和郎取締役、松浦大介編成局長、檜原麻希デジタル事業局長、
森田耕次報道部長、瀬尾伊知郎編成部長(事務局長)
議題 1.「ニッポン放送の災害特別放送 課題と対策」
今回は、「ニッポン放送の災害特別放送 課題と対策」について審議が行われた。
ニッポン放送の災害特別放送の基本姿勢は、ラジオを聴いている人、特に被災者の方が安心できる「安心報道」を大原則としている。具体的には、普段から聴きなれた声が流れることでリスナーの落ち着いた対応や安心感に繋がる「地震パーソナリティ制度」や、「被害なしの報道」「震災に立ち向かう放送」そして「ライフライン情報、生活情報」を伝えるとともに、一人でも多くの人の命を助けたいという「救命報道」という考え方も重視している。
平成7年の阪神・淡路大震災の直後に初期情報収集手段の大切さを痛感して作ったシステムの「タクシー防災レポーター制度」「理容防災ネットワーク」そして、「お勤め先安否情報」「学校安否情報」があり、今回の震災では特に「学校安否情報」による、「生徒全員無事」「学校で待機中」といった情報が次々と寄せられ、随時特別放送の中で伝えたが、学校に関係のない人までが耳にするとホッとするという安心効果もあった。今後もニッポン放送では東京直下の地震に備え、安否情報システムを有効に稼動させるための模擬訓練の一層の重視と、日常的にきめ細かいメンテナンスに取り組むことなどが説明された。
これに対して委員からは、
・学校安否情報が本当に良かった
・救命処置に関する情報も必要
・風評被害に対する配慮が大切
・最悪の事態を想定した対策が必要だと改めて感じた
などの意見が出された。
ニッポン放送では、こうした意見を参考に、これからも地域に密着し、機動力をもちながら、「安心報道」を不変の鉄則とし、いざというときの特別放送に備えていくことを誓って、第51回ニッポン放送番組審議会を終了した。
なお次回の番組審議会は、6月21日に開催される予定。
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