AMラジオ1242 ニッポン放送
 
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2005年11月15日(火)開催
第290回ニッポン放送番組審議会 議事概要
場所  ニッポン放送本社 役員会議室
出席者
(委員)長沼健副委員長、澤岡昭委員、石井幹子委員、福田宏之委員、米長邦雄委員
(放送局)磯原裕社長、大沼渉常務、宮本幸一常務、近衛正通常務、森谷和郎編成局長、中島恒雄イベント局長、甲田秀臣技術局長、戸田修一制作部長、上村貢聖報道部長、田中厳美編成部長(事務局長)

議題

1.10月実施の「首都圏ラジオ聴取率調査」結果報告
  2.ニッポン放送Podcasting Station スタート!
 第290回番組審議会が11月15日に開催された。今回は、審議に先立って10月に実施された「首都圏ラジオ聴取率調査」の結果が報告された。ニッポン放送は、前回比0.2ポイントアップで1.3%となり前々回の数字に戻したが、平均聴取率では、依然として第2位であることが明らかにされた。一方、ナイター中継では、4月から10月までのフルシーズン、ニッポン放送がトップの聴取率を獲得することができたことも併せて報告された。
 続いて、今回のテーマである「ニッポン放送Podcasting Station スタート!」の審議に入った。最近は「Podcasting」という言葉が多く出回るようになったが、これは、インターネットの普及とともに「ネットラジオ局」が多く展開されるようになり、それらの音声をパソコンの中に取り込んで専用の携帯オーディオプレーヤーに移し、その音を聴けるというサービスであり、まず、これらのシステムや機器、言葉についての説明が行なわれた。そもそも「Podcasting」とは、昨年来販売されて人気が集中している「Pod」と、放送を意味する[Broadcasting]を組み合わせた「造語」であり、こうした「Podcasting Service」の世界にラジオ業界が参入し始めたこと、そしてニッポン放送でも、この秋「Podvasting Station」と銘打って、そのサービスを開始したことが報告された。
 ニッポン放送では、すでにブロードバンド放送や有料携帯電話サイトでの情報提供を行なっており、今回の「Podcasting Station」では、それらのノウハウを十分に生かして新しいラジオの形を作って行こうと、今回サービスを開始したもので、審議会では、この秋から提供中の多くのコンテンツが紹介され、実際に委員に試聴して貰った。委員からは、今後、画面付きのものが出るのかという質問や、音楽の有料配信と放送の無料配信の違い、また無料配信の場合の商業ベース化の方法、さらにはスポーツ中継配信の可能性や著作権との関連性についてなど、質問が相次ぎ、ニッポン放送からは、とくにデジタル関係担当者から詳しく説明が行なわれた。また、このようにインターネットを介しての新メディアの登場により、例えばアメリカの放送をリアルタイムで聴くことが可能になるなど、放送とITとの融合が果たされる中で、放送局として倫理面でも慎重に取り組んで行くことなどを報告して第290回番組審議会を終了した。なお、12月は休会で、次回は平成18年1月17日(火)開催予定。
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