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2005年2月15日(火)開催
第282回 ニッポン放送番組審議会 議事概要
場所  ニッポン放送 役員会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、澤岡昭委員、福田宏之委員、米長邦雄委員、石井幹子委員、久石譲委員
(放送局)亀渕昭信社長、小笠原徹常務、宮本幸一常務、森谷和郎編成局長、中島恒雄デジタル&イベント局長、甲田秀臣技術局長、松村吉洋制作部長、上村貢聖報道部長、加藤久雄スポーツ部長、田中厳美編成部長(事務局長)

議題 「40周年を迎えたテレフォン人生相談」
 第282回番組審議会が2月15日に開催された。今回は、冒頭、前月のフジテレビによるニッポン放送株式の公開買付け(TOB)という流れの中で、ライブドア社によるニッポン放送株の買付けや業務提携の申し入れという、新しい事態が生じたことについて、ニッポン放送から経過報告が行われた。この問題については、各委員からも多くの質問が出され、ニッポン放送側も詳しく経過説明を行って委員の理解を求めた。その結果、委員からは励ましの声と共に、こうした事態をプラスに転換するよう努力すべきだとの指摘がなされ、本題の「40周年を迎えたテレフォン人生相談」についての審議に移った。
 「テレフォン人生相談」は昭和40年にスタートした番組だが、以来40年の長きにわたり番組を継続させた理由として、番組独自の幾つかのルールが紹介された。まず、長年にわたって番組パーソナリティやアドバイザーを固定することで信頼感が増していること。また、電話相談受付日を週2回に固定し、電話受付者も固定することで、相談日が浸透し、しかも相談し易い状況を作り出していること。さらに、相談者が納得するまで、長時間にわたって相談に応じていること。そして放送に出ない部分でも、裁判所の調停委員やカウンセラー、弁護士等々が、必ず電話相談者全員の相談にのっていることなどが挙げられた。また、時代と共に相談内容が変わってきていることなど、番組担当者が冷静に番組と向き合い、パーソナリティと一体化して取り組んで行くことで浮上するデータも紹介され、さらにパーソナリティが、単に現象面だけでなく、相談者本人の心の動きなど、その考え方等についても言及するなど、真正面から取り組んでいることなどが紹介された。
 こうした説明に対して、委員からは、同様の人生相談番組の他局との比較について質問や、例えば病気にかかった場合、医師は、治療と共にその病気が治ったかどうかを確認するが、番組に寄せられる相談について、回答後どのようになったのかなどを確認するために追跡調査は行っているのか等の質問が出された。また、教育問題でも、こうした番組で相談する機会があれば良いという指摘もあり、ニッポン放送としては、変わらぬ人気を保ち続ける、この番組は、音楽と共にラジオに欠かせない「トーク」部分の大きな柱であり、今後も50年、60年と続けて行くよう頑張って行きたいとの考えを表明し、第282回番組審議会を終了した。次回は、3月15日に開催する予定。

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