AMラジオ1242 ニッポン放送
 
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2004年6月15日(火)開催
第276回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送 糖業会館会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、澤岡昭委員、福田宏之委員、久石譲委員、米長邦雄委員、大内順子委員
(放送局)亀渕昭信社長、小笠原徹常務、宮本幸一常務、森谷和郎編成局長、中島恒雄デジタル&イベント局長、甲田秀臣技術局長、松村吉洋制作部長、佐藤隆彦報道部長、田中厳美編成部長(事務局長)

議題 有楽町新社屋移転
 第276回ニッポン放送番組審議会が6月15日に、秋に入居予定の有楽町新社屋で開催され、移転についての説明と共に新社屋見学を行ない、新しい環境での番組作りに対する意見交換を行なった。
 昭和29年7月15日に有楽町に開局したニッポン放送は、この7月で開局50周年を迎えるが、7年前に台場に移って以来、古巣の有楽町をはじめ丸の内、大手町地区は、一大ブランド街に変貌し、新しい文化発信の街となっていた。その新しい時代にふさわしく、ニッポン放送の新社屋も「デジタル化」が取り入れられ、まさに「新しい時代に対応する新しい施設」として新社屋が建てられたことが明らかにされた。
 とくに、新社屋地下に作られる「イマジン・スタジオ」は、あの「ジョン・レノン」の名曲にちなんで名づけられたものであり、地域のランドマークになるであろうとの期待が込められていること、また開局50周年の7月15日には、移転に先がけて一足早く?落としが行なわれることなどが紹介された。
 このあと全出席者が館内を見て回り、その後、引き続いて新社屋について意見を交換した。委員からは、「デジタル化」についての多くの質問が出され、とくにバックアップ体制やアナログとの併用等について高い関心が示された。こうした中で、施設が新しくなった際に忘れられがちなのが「人間性」であり、常に「人」「人間関係」の重要性を忘れないようにとの指摘が委員から出され、ニッポン放送としても「人」の大切さ、とくにラジオ局としては最も大切にすべき点であることが強調された。また、台場に比べての交通の便や近隣との兼ね合いなどについて質問が出され、さらに、これまでの場所に比べてブランド店が周辺に多いことから、そうしたブランド店を交えてのイベント等の展開を提案する声も出された。また「イマジン・スタジオ」の活用法についても質問が相次いだが、これに対しては「オノ・ヨーコ」「ジョン・レノン」両人の精神に則った形で、イベントや公開録音等を行なうことが説明された。
 最後に地震対策に話が及び、自家発電装置など建物の地震対応、耐震設備、人的動員や情報収集面での有楽町移転のメリット等についても話し合われたが、いずれにしても、新社屋移転に向けて、夢が膨らむ審議会となり、委員からもこの秋に期待する声が相次ぐ中、第276回番組審議会を終了した。なお、次回は7月20日に開催予定。

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