議題 ギャラクシー賞・DJパーソナリティ賞受賞 〜うえやなぎまさひこのサプライズ!〜
第275回ニッポン放送番組審議会が5月18日に開催され、第41回ギャラクシー賞・ラジオ部門で、DJパーソナリティ賞を受賞したニッポン放送のアナウンサー「うえやなぎまさひこ」と、その番組「サプライズ!」について審議した。
冒頭、4月に実施の「首都圏ラジオ聴取率調査」の結果、ニッポン放送は前回と変わらず1.3%で、首位TBSラジオと0.3ポイント差で第2位だったことが報告された。
そしてニッポン放送のアナウンサー「うえやなぎまさひこ」のギャラクシー賞・DJパーソナリティ賞受賞に話題が移り、このDJパーソナリティ賞は、11年前に作られた賞だが、ニッポン放送では初受賞、また在京ラジオ局の男性アナウンサーとしても初の受賞であることが説明された。その「うえやなぎまさひこ」が担当する番組「サプライズ!」は、一年半前にスタートしたが、その際、番組が目指すものとして「番組の主役はあくまでリスナー」であるとし、リスナーからの本物の話を双方向コミュニケーションの中で盛り上げて行こうと考えたことが話された。
そして1年半、パーソナリティとリスナーとの間のコミュニケーションが築き上げられる過程で、様々な話題や出来事を生み出すことが出来たとして具体的な例が示され、番組試聴も行なわれた。具体例としては、番組でお気に入りの曲としてシャンソン歌手の歌を紹介したこと、またゲストとのコミュニケーションについての説明、そしてリスナーとのツーウェイ・コミュニケーションの例として、JR京葉線で電車を乗り間違えた女子受験生への温情停車についての紹介と、その女子受験生の父親からの突然の電話というハプニング、番組で、家庭内の話から防水ラジオのプレゼントに至った騒ぎなど、様々なエピソード、出来事が紹介された。
こうした説明に対して審議会では、番組でのハプニングについての考え方から、いわゆる「やらせ」問題やラジオそのものの信頼度について話が及ぶなど、ラジオ全般についての論議となったが、番組そのものについては、スタート時からの「うえちゃん」という愛称が、そのまま番組に対するリスナーからの親密度に繋がっているのではないかとの指摘があった。ニッポン放送からは益々親しみのある番組作りを目指すことが示され、第275回番組審議会を終了した。なお、次回は6月15日に開催予定。
|