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2004年4月20日(火)開催
第274回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送 役員会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、長沼健副委員長、福田宏之委員、澤岡昭委員、米長邦雄委員、石井幹子委員、大内順子委員
(放送局)亀渕昭信社長、小笠原徹常務、宮本幸一常務、森谷和郎編成局長、中島恒雄デジタル&イベント局長、甲田秀臣技術局長、松村吉洋制作部長、佐藤隆彦報道部長、加藤久雄スポーツ部長、田中厳美編成部長(事務局長)

議題 知ってる?24時。〜新ヤングタイムワイドの1年間〜
 第274回ニッポン放送番組審議会が4月20日に開催され、昨年春にスタートした、深夜零時からの番組「知ってる?24時。」について審議が行われた。
 この「知ってる?24時。」は、ニッポン放送が長い間続けている深夜の「ヤングタイム」の番組であり、スタートに向けて、全社的なプロジェクトにより多角的な討論を重ねた結果生まれたものであることが紹介され、内容的には、ラジオと受験勉強の相性の良さを生かし、学校や学生生活にこだわっての番組展開とすること、そして現代の10代の実像マーケティングについても番組で展開していることなどが説明された。そして昨年春、「知ってる?」という言葉をキーワードに、「くりぃむしちゅー」の上田晋也をパーソナリティにして60分番組がスタートしたことが報告され、これまで1年間の番組活動について録音を交えて説明が行われた。
 今回紹介されたのは、番組企画の「あこがれの高校ランキング」や「愛する学校ランキング」、「本当にテストに出たバカな問題」、「愛する電車ランキング」等であり、また「マーケティング」面では、「こだわりのシューズメーカーランキング」や「愛する文房具ランキング」等であり、このうち「あこがれの高校ランキング」や「愛する高校ランキング」では、トップになった学校を直接パーソナリティが訪問し、表彰したことなどが録音を交えて紹介された。また「愛する電車ランキング」でトップになった京浜急行とは、その後協力関係が生まれ、車内の広告をニッポン放送一色にする「ニッポン放送号」を走らせることができたことなどが紹介された。
 こうした番組活動に対して、委員の間からは、まずリスナーとのコミュニケーション手段が、殆ど「携帯電話」であることが確認され、10代人口の減少とメディアの多様化の中で、若者向けラジオ番組の在り方などについて様々な意見が出された。また試験問題の在り方についても、単に授業・勉強の結果だけを尋ねる問題ではなく、人間性を求めるための問題もあり得るという意見も出るなど、今回の番組審議会は、この番組を通じて、現代の若者像についての意見交換となり、こうした委員の貴重な意見を、今後の番組作りに生かしていくというニッポン放送からの決意も述べられ、第274回番組審議会を終了した。なお、次回は5月18日に開催予定。

ニッポン放送番組審議会事務局 〒137-8686 東京都港区台場2-4-8 TEL03-5500-3262