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2004年2月17日(火)開催
第272回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送 役員会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、長沼健副委員長、福田宏之委員、澤岡昭委員、米長邦雄委員、石井幹子委員、大内順子委員
(放送局)亀渕昭信社長、宮本幸一常務、森谷和郎編成局長、中島恒雄デジタル&イベント局長、甲田秀臣技術局長、松村吉洋制作部長、佐藤隆彦報道部長、加藤久雄スポーツ部長、檜原真紀デジタル・コンテンツ部長、田中厳美編成部長(事務局長)

議題 ニッポン放送の携帯電話情報サービス
 第272回ニッポン放送番組審議会が2月17日に開催され、ニッポン放送の携帯電話による情報サービスについて審議が行われた。
  冒頭、現在のような携帯電話時代に至るまでの、リスナーとラジオ局のコミュニケーション方法の流れについて説明があり、そもそもは「ハガキ」であり「手紙」だったものに、やがて「FAX」が加わり、1990年代の終わりになって「メール」が一気に増え、現在では「メール」も「携帯電話」からのものが半数を超えるという状況になっていることが明らかにされた。また「ラジオ」と「携帯電話」は非常に相性が良く、番組でアクションを起こした際、携帯電話から瞬時に反響が届くという、ともにリアルタイムメディアとして、また個人レベルのメディアとしての共通項があることも紹介された。こうした共通点のある携帯電話によるラジオからの情報サービスを、ニッポン放送では、ラジオ業界としては初めて2002年4月に開始し、現在7万2000人を超える会員に支えられていることが明らかにされ、各委員にサービス内容を具体的に体験してもらう形で、そのシステムやコンテンツへの理解を求めた。
 このように「パソコン」や「携帯電話」は、最近のラジオを取り巻く環境を、日々、大きく変貌させており、こうした状況下、ラジオ局がいかに番組コンテンツを活用して聴取者に訴えて行くかが今後の課題であり、焦点となっているが、委員からは、サービス開始時と現段階との比較や加入者の年齢層、番組制作と情報サービスのコンテンツの違い等について質問が相次いだ。また運転中の人からのメール受けの際の注意点や、「メール」というリアルタイム・コミュニケーション手段の持つ良い点・悪い点、個人情報の管理面についての懸念など多方面にわたる質問が出され、こうした質問に対してニッポン放送側からも担当部署から説明が行われた。この中で、開始時と現在では、当初の「放送の補完的立場」という考えから、今では相当ウェートが大きくなってきていること、運転中の人には、常に番組内で、車を止めてメールを送るよう呼びかけていること、また個人情報の管理については、サーバーに溜まるメールの削除やプリントアウト分の処理面などで細心の注意を払って行っていることなどが報告され、第272回番組審議会を終了した。なお、次回は3月16日に開催予定。

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