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2003年5月20日(火)開催
第265回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送 役員会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、長沼健副委員長、福田宏之委員、澤岡昭委員、大内順子委員、米長邦雄委員、石井幹子委員、久石譲委員、
(放送局)亀渕昭信社長、宮本幸一常務、熊田忠雄編成局長、森谷和郎デジタルメディア局長、中島恒雄事業開発局長、甲田秀臣技術局長、吉田雄生制作部長、佐藤隆彦報道部長、加藤久雄スポーツ部長、田中厳美編成部長(事務局長)
議 題 1.時代の風を敏感に受けとめるニッポン放送の音楽番組
 第265回ニッポン放送番組審議会が、5月20日(火)午後開催された。今回は、まず4月に実施された「首都圏ラジオ聴取率調査」の結果が議題にのぼり、ニッポン放送は、前回より0.1ポイント下げて1.2%となり、前回同様第2位だったことが報告された。また、第29回放送文化基金賞ラジオ部門の本賞に、拉致被害者・横田めぐみさんの母親、横田早紀江さんを追った報道ドキュメンタリー番組が内定した他、第40回ギャラクシー賞に2番組が、ギャラクシー奨励賞に3番組が選ばれたことが報告された。以上の報告に続き本題の「ニッポン放送の音楽への取り組み」について審議に入った。
 ここでは、まずニッポン放送がこれまで取り組んできた音楽イベントや音楽番組、最近の番組での音楽ブームアップ例、そして現在の音楽番組などが紹介された後、これらについて委員が意見を述べる形で審議が進められた。ニッポン放送がこれまでに取り組んだ例としては、「帰ってきたヨッパライ」のヒットや山口百恵・キャンディーズ等のラストコンサート中継、「全国フォーク音楽祭」「ティーンズミュージックフェスティバル」などの音楽イベント実施、また最近ではクミコの 「わが麗しき恋物語」や伊藤秀志の「大きな古時計ZuZuバージョン」等の盛り上げがヒットにつながったこと等が紹介された。また、週末に集中しているニッポン放送の音楽番組の数々も紹介され、「イルカのミュージックハーモニー」を試聴するなどして、選曲の苦労や音楽番組の基本的な考え方、番組の構成などについて意見交換を行った。
  こうしたニッポン放送の音楽への取り組みについて、委員からは「現代の若者は昔のように音楽をジャンル分けして聞いている訳ではないので、和洋はもとより、あらゆる音楽をMIXした総合的な音楽番組が必要だ」「ニッポン放送には、多くの情報番組があるが音楽に特化した情報番組がない。ぜひ実現してほしい」「アジア各国は、現在では音楽を通じてコミュニケーションを図ることができる。そういう視点での音楽番組はできないだろうか」など、音楽番組のあり方について多くの意見が出された。また、ニッポン放送が毎月実施している新人試聴会のあり方についての意見交換や、音楽著作権など、多岐にわたって審議が行われ、第265回番組審議会を終了した。
 なお、次回のニッポン放送番組審議会は6月17日に開催予定。
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