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2002年4月16日(火)開催
第254回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送役員会議室
出席者
(委員)村上和雄委員長、長沼健委員、米長邦雄委員、澤岡昭委員、福田宏之委員。
(放送局)亀渕昭信社長、宮本幸一常務、小笠原徹常務、甲田秀臣技術局長、森谷和郎デジタルメディア局長、中島恒雄事業開発局長、加藤久雄スポーツ部長、本郷純二制作部長、佐藤隆彦報道部長、吉田雄生編成部長(事務局長)
議 題 「メディア規制関連法案」と「ラジオとコンテンツ」
 第254回ニッポン放送番組審議会が4月16日ニッポン放送で開催された。ま
ず事務局から、新しい副委員長に長沼委員が、新しい委員に作曲家の久石譲氏と照明デザイナーの石井幹子氏がそれぞれ就任されたことが報告され、社長が『日本全体がまだまだトンネルの中ですが、ニッポン放送らしく、明るく元気に次々と新しいことを手がけていきたいと思います』という新年度にあたっての挨拶を行った。
 このあと事務局から、「メディア規制関連法案」といわれる「個人情報保護法案」「人権擁護法案」「青少年有害社会環境対策法案」の3つの法案が取り上げられ、いずれの法案もメディアに対する行政の介入であり、「表現の自由」や「報道の自由」に関わる重大な問題であるとの説明があった。また、この3法案について社長は『これらの法案は、今後のメディアのあり方に大きな影響を与えるものばかりで、成立しますと、政治家の汚職事件の追及などが困難になると言われています。これまで放送業界は、いろいろな機関を作って自主規制に努め、その効果を上げています。そんな中、政府はこれらの法案で、メディアをコントロール下に置こうとしているように思えてならないのです』と述べ、審議に入った。
 (委員)攻めの姿勢で、全民放が一大キャンペーンを張ったらどうでしょうか。
 (委員)私は、こういった法案には反対です。
 (委員)個人よりも、政官界を守りたいというのが見え見えじゃないでしょうか。
 (委員長)ほとんどの人が、この法案の危険性と問題点についてわからないと思うんですね。そういう意味で、そういった点を分かりやすく伝えることが非常に大切な事だと思います。
 続いて、「ラジオとコンテンツ」のテーマに入り、事務局から新しく始まった携
帯端末iモードの「iメニュー」サービスについての説明があった。メニューには
オールナイトニッポンの放送概要や裏話、プロ野球やJリーグの速報などが入っ
ており、今後番組からこういった情報サービスを提供していくことの重要性がさ
らに高まってくることが報告され、審議を終えた。
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