AMラジオ1242 ニッポン放送
 
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2001年7月17日開催
第247回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ホテル日航東京
出席者
(委員)浅田敏委員長、石川弘義委員、大内順子委員, 澤岡昭委員。
(放送局)亀渕昭信社長、宮本幸一常務、大沼営業局長、甲田秀臣技術局長、田村光広編成局長、中島恒雄事業開発局長、森谷和郎デジタルメディア局長、加藤久雄スポーツ部長、佐藤隆彦報道部長、本郷純二制作部長、吉田雄生編成部長(事務局長)
議 題 特に設けず
 第247回ニッポン放送番組審議会は、7月17日、ホテル日航東京で開催された。冒頭社長から、役員改選や人事異動に伴う会社側の新しいメンバーが紹介され、社長は「新しい体制で、新しいラジオを作ろうという心構えです。先日の小泉総理大臣のラジオ出演にしても、体調不良でキャンセルという事務方の話があったにもかかわらず、小泉総理本人はラジオだけはやりたいということだったようです。
 そういう意味でもラジオがとても大事なメディアであることを再認識して、よりいっそう頑張っていきたいと思います」と挨拶した。
続いて、事務局から6月に実施された「ビデオリサーチ首都圏聴取率調査」で、ニッポン放送が単独首位を獲得したことが報告され、宮本常務が「我々がどういうソフトを作るかで、メディアとしての力を持つことができるのか、それが今後のテーマだと思います。毎日の変化に即した、人の気持ちをしっかりつかめるような番組を作っていくことが基本です」と述べた。
 このあと審議会は、特にテーマを決めずに審議に入った。
 (委員)BSデジタルは、現在、機器の普及が遅れているようですが、大変な時期なんですか。
 (社長)テレビのBS放送は、高品位、ハイビジョンがありますが、音声の場合は、1秒16コマから18コマの映像が送り出せるというフォーマットで、機器を作ろうとしております。各社の考え方の違いもありますが、音声を主体として、その得られる映像をどう補助的に使うかということが大事なんだと思います。
 例えば、CDをかけるとそのCDを買うためにお店と通信ができるとか、もう少しラジオが機能的といいますか、使い方の幅が広がると思います。ただ、見るということによって、何かをしながら接触できるメディアであるという利点を失いたくないなと、見ることが中心になってしまうとテレビになって、失敗してしまうだろうと思います。
 (委員)ラジオは、ラジオだけの方がおもしろいと思いますが。
 (社長)ふた通りあると思います。家庭で楽しむ場合と移動体で楽しむ場合ですね。車など移動体ではテレビはきついかなと、もう少し言葉が中心の見方をしますと、移動体に向くメディアになる可能性はありますね。
 あるセミナーで、ニッポン放送は賞をとるような番組を作っていないではないかと質問されました。それは非常に大事なことなんですが、今の時代は番組単位ではなく放送局単位の時代で、放送局自体の感性が聴く人にあうかどうかの時代になっているとお答えしました。
 (事務局長)最後になりますが、浅田委員長がご勇退のため、今回をもって退任されます。
 (委員長)私は今も、95歳まで生きなくてはということで、地震研究所に出かけています。4月に辞めるのは学期の始まりみたいで面白くないということで、7月ということになりました。本当にありがとうございました。
 (社長)委員長、長い間ありがとうございました。
 このあと、猿田委員も仕事の関係上辞任されることが報告され、審議を終えた。
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