AMラジオ1242 ニッポン放送
 
会社情報営業情報
2001年4月17日開催
第244回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送役員会議室
出席者
(委員)浅田敏委員長、長沼健委員、石川弘義委員、米長邦雄委員、猿田享男委員,大内順子委員
(放送局)亀渕昭信社長、高柳和彦専務、小笠原徹編成局長、宮本幸一事業開発局長、甲田秀臣技術局長、佐藤隆彦スポーツ部長、田村光広報道部長、本郷純二制作部長、永渕啓デジタルコンテンツ部長、森谷和郎編成部長(事務局長)
議 題 ニッポン放送の大リーグ中継について
 第244回ニッポン放送番組審議会が4月17日に開催され、冒頭、新年度にあたって社長からの挨拶があったあと、事務局から今回の議題である「ニッポン放送の大リーグ中継」についての説明があった。
 この中で、ニッポン放送の大リーグ中継は、野茂投手が大リーグ入りした6年前 から本格的に始まり、今年のイチロー・新庄両選手のデビューでさらにパワーアップし、イチロー選手のシアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドに専用 放送席が設置されたことや、大リーグ専任アナウンサーが派遣されたことが報告された。
また、イチロー選手のデビュー戦などの実況生中継の興奮と感動のシーンが録音 で紹介され、実況を担当したアナウンサーを交え審議に入った。
 (社長)6年前に始めた大リーグ中継がここまで来て本当によかったと思っています。この中継は、日本人のナショナリズムみたいなものが非常に高揚され、日本人が頑張っているぞという不景気の中の明るい話題として、私どもにとっても大変価値のある放送だと思っています。また日本での放送時間が午前から午後にかけてのため、特に車の中での聴取者の方に大変喜ばれています。来年ももっと日本人選手が増える可能性もあり、今後の対応策も考えていかなければと思っています。 選手の移動などは、大変なんですか?
 担当アナ)時差と飛行機の移動でかなり大変ですが、日本人選手に聞きますと チャーター便の移動のため日本よりもずっと楽だということです。それと、日本人選手が最も驚くのはロッカーの大きさで、大リーグでは実績を積むにつれて隣のロッカーも自分のものになるんです。
 (委員)高い人で年俸はどの位ですか?
(担当アナ)10年契約で、1年で平均30億円というのがあります。
(社長)ファンと球団との関係はどうなんですか?
(担当アナ)ファンは、自分の街に来てくれた選手をすぐに認めます。だから、シアトルがイチロー選手を認めるというのは、わがシアトル・マリナーズの選手として認めたということなんです。
(社長)日米の野球放送の違いはあるんですか?
(担当アナ)アメリカでは、球団と契約するチームの専属アナウンサーがいまして、 定年もなく70歳、80歳でしゃべっているんです。
(委員)ニッポン放送のアナウンサーが地元で話題になったと聞きましたが?
(担当アナ)日本の実況のやり方がアメリカのメディアの関心を呼び、ある時、カメラの前で実況をやったんです。
「打った、打った、大きい、大きい、入ったホームラン」と、そうするとアメリカのメディア、拍手喝采で大騒ぎでした。
このあと審議会は、事務局から大リーグ中継に導入した新しい中継機器の説明があり、審議を終えた。
ニッポン放送番組審議会事務局 〒137-8686 東京都港区台場2-4-8 TEL03-5500-3262