AMラジオ1242 ニッポン放送
 
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2000年5月16日開催 
第235回ニッポン放送番組審議会議事概要
場所  ニッポン放送役員会議室
出席者
(委員)浅田敏委員長、加藤芳郎副委員長、長沼健委員、石川弘義委員、猿田亨男委員、大内順子委員、澤岡昭委員、米長邦雄委員     
(放送局)亀渕昭信社長、高柳和彦専務、小笠原徹編成局長、宮本幸一事業開発局長、甲田秀臣技術局長、佐藤隆彦スポーツ部長、田村光弘報道部長、本郷純二制作部長,永渕啓デジタルコンテンツ部長、森谷和郎編成部長 (事務局長)
議 題 ニッポン放送のイベント展開
 第235回ニッポン放送番組審議会が5月16日に開催され、冒頭、森谷事務局長から「4月10日から2週間にわたって行われた『ビデオリサーチ首都圏聴取率調査』におきまして、ニッポン放送は、平日平均、土日平均、全日平均で他局を大きく引き離して首位を獲得、三冠王を達成しました」と報告があった。
  このあと、事務局からニッポン放送のイベント展開について説明があった。 ニッポン放送では、リスナーと直接対面した形での様々なイベントも、放送と同じように重要なメディアと考え、コンサート・演劇・スポーツ・映画などのイベントを連日提供している。その数は、年間1500本以上に上る。
 多種多様なニッポン放送のイベント展開の中で,最も多いのがコンサート関連のイベントで、去年の夏、千葉の幕張メッセ駐車場特設ステージで行った人気グループ「GLAY」のイベントは動員総数20万人と、これまでの記録を更新する大規模なイベントとなった。  
 又、ニッポン放送は、腹話術師いっこく堂と共同プロジェクトを組み、去年7月、初の単独ライブを主催した。 いっこく堂は、文化庁芸術祭新人賞,浅草芸能大賞新人賞を受賞するなど,天才腹話術師として不動の地位を確立している。
 そのいっこく堂が、番組審議会委員の前で、素晴らしい芸を披露した。
 ライブの後,委員から、いっこく堂に質問が相次ぎ、いっこく堂は、「独学で勉強した」こと「まだやりたいことが沢山あるので弟子は取らない」こと「6月16日にラスベガスで開かれるべガス2000の世界腹話術コンベンションのオープニングに英語で芸を披露する」ことなどを,声を変え面白おかしく答えた。
 この後,今回の議題「ニッポン放送のイベント展開」について審議に入った。 まず亀渕社長が「放送局にとって、イベント事業は非常に大きな柱となっており,ニッポン放送の売上の35%はイベント収入で,年間イベント1500本以上というのは,世界で一番と思っております。天候に左右されるイベントなど、危険性をはらんでいるものがウェイトを占めますから、本腰を入れている局は少ないんですが,ニッポン放送では,そのリスクを背負ってやっております」と述べた。これに対して委員からは「大規模なイベントでは事故が心配されますが」という質問が出され,事業局長は「事故が起こらないよう、万全の措置を常に心掛けております。イベント保険というものもありますが、とにかく、まずは事故がないようにすることです」と応えた。
 最後に,亀渕社長が「我々は、失敗を恐れず挑戦しろと教えられてきており,それが伝統になっているように思います。これからも自由に出来るようにしたいと思っています。ラジオは、テレビに比べて規模が小さいんですが、イベントはラジオ局がやろうとテレビ局がやろうと、かかる費用は同じです。しかし、採算を重視しますと,面白いものが作れなくなります。今後も,企画や発想力を大事にして、様々なイベントを続けていきたいと思っておりますので,宜しくお願いします」と述べ,審議会を終えました。
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