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2000年2月15日開催
第232回ニッポン放送番組審議会議事概要 |
場所 ニッポン放送役員会議室
出席者
(委員)浅田敏委員長、長沼健委員、石川弘義委員、猿田亨委員、大内順子委員
(放送局)亀渕昭信社長、高柳和彦専務、小笠原徹編成局長、宮本幸一事業開発局長、甲田秀臣技術局長、本間康一スポーツ部長、田村光弘報道部長、浅野啓児制作部長、永渕啓デジタルコンテンツ部長、森谷和郎編成部長(事務局長) |
議 題 笑福亭鶴光、ニッポン放送パーソナリティー生活25周年
第232回ニッポン放送番組審議会が2月15日に開催され、冒頭、森谷事務局長から「昨年12月20日から1週間にわたっておこなわれました『ビデオリサーチ首都圏聴取率調査』におきまして、ニッポン放送は、平日平均、土日平均、全日平均で他局を大きく引き離して、首位を獲得、3冠王を達成しました。」と言う報告があった。この後、昭和49年から笑福亭鶴光さんが担当した「オールナイトニッポン」が12年、昭和62年からスタートした「噂のゴールデンアワー」が13年間、合わせて25年にわたる鶴光さんの、ニッポン放送でのパーソナリティー生活25周年について、意見が交換された。
社長 このような番組は、審議会で取り上げられるものでもなく、賞の対象と言うこ
ともなかなかありませんが、本当は、新聞にも社会面があるように、こういっ
たものが1番大事で、皆さんが支持してくださるのではないでしょうか。ボケ
防止には、笑いが1番というご指摘もありますし、長く続けられればと思いま
す。
委員 鶴光さんって、ホンワカしていて、いいですよね。陽気ですよね。
社長 音楽でいえば、メジャーコードの人なんですね。
委員 エッチが適度なんですね。
社長 本人は、物凄く気を使っている様ですね。
委員 アシスタントの美和子さんの受け方もいいですね。絶妙と言うか、たいしたも
のだと思いますよ。
委員 タクシーの中でよく聞くんですが、カリカリしている時でも、クスクス笑って、
ホンワカしてきますね。
編成局長 首都圏のタクシーの65%が、この時間帯、鶴光さんの放送を聞いてくださ
ってるようですね。ヤングタイムからアダルトタイムへの移行が成功した典
型的な例ではないでしょうか。
社長 偉大なるマンネリと言われることは、嬉しいことですが、本当のマンネリにな
らないことですね。
委員長 本人の努力ですか、それろも、ディレクターの努力ですか?
社長 ここまでいきますと、本人の努力が6割~7割ですね。ディレクターは若いで
すから、本来ならコントロールできないんですが、鶴光さんは、よく聞いてく
れますね。
編成局長 スタッフを育ててくれますね。第三者の悪口、誹謗は絶対にしませんね。
委員 現状維持しながら、いかに若い層に広げていくかですね。
編成局長 本人もそのあたりを意識しているようですね。その現れが、ラスト・エンジ
ェルのCDデビューではないでしょうか。普通なら、こういった番組から、
こういったグループをデビューさせることなど考えませんから。
事務局長 スタッフが最も苦労しているのが選曲で、1970年代から80年代のヒット曲
で、なおかつ、この時間帯に合う曲をいろいろ選んでいるようです。
最後に事務局から、この日欠席の、番組審議会の副委員長・加藤芳郎先生が、第16回東京都文化賞を受賞されたことが報告されました。 |
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