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サンデー早起キネマ『殺人者の記憶法』

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『ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町』では、毎週、とっておきの映画のご紹介とチケットなどのプレゼントをしていますが、番組ではご紹介しきれない面白い映画も沢山あります。

そこで、番組のこのブログサンデー早起キネマ?』で少しずつご紹介しています。

今回は韓国映画『殺人者の記憶法』

 

韓国の田舎町で娘と二人、静かに暮らす獣医のビョンスは、アルツハイマーに侵され、日々、記憶の渕を行ったり来たり…娘にもらったレコーダーに思い出したことや毎日の出来事を録音するのが日課です。
そんなある日、車の接触事故を起こし、相手の男テジュが自分と同じ“目つき”だと感じます。実は、ビョンスは、数年前まで連続殺人を犯してきたのです。ビョンスはテジュが自分と同じ殺人犯だと直感的に確信しますが、誰も信じようとしません。テジュは警察官なのです。
やがてテジュはビョンスの娘のそばをうろつき始めます。娘が危険だ!ビョンスはテジュを一人で捕まえようと奔走しますが、アルツハイマーのため記憶が度々途切れ、さらに以前の殺人習慣がよみがえり、妄想と現実の狭間で混乱していきます。
そうしてまた始まった連続殺人事件…これは奴の仕業なのか?

 

韓国の人気作家キム・ヨンハのベストセラー小説の待望の映画化。去年秋に公開されるやいなや1位を独走する話題の映画となりました。

アルツハイマーになった元連続殺人犯という難しい役どころを見事に演じ切ったのは、ソル・ギョング。『シルミド』『力道山』など多彩な役を演じてきた演技派です。今回は「演じるのが難しそうだったから引き受けた」という通り、アルツハイマーの老人に見えるように手の肉が落ちるほど激痩せして臨みました。

もう一人の新たな殺人犯には、数々の映画やドラマで日本にもファンが多いキム・ナムギル。今回は、太ると不気味に見えるとの監督の注文でソル・ギョングとは反対に14キロ増量しました。確かに、今までの線の細いイケメンとは全く別の人物がスクリーンの中にいました。

 

物語は、この二人の男を軸に展開されていきます。
全体的に不気味な雰囲気と速い展開、度重なるどんでん返し、さらにユーモアまで兼ね備えて、最後の最後まで一時も目を離せません。

 

「脳が死んでいく 忘れていく すべきことも すべきでないことも…」

「殺人ではない これは掃除だ 私は死んで当然のクズどもを 片づけることにした」

 

殺人に是非があるのか…
記憶はどこまで信じていいのか…

見ているものまで混乱に巻き込む衝撃のクライムスリラー『殺人者の記憶法』は、
1/27
~全国順次ロードショー

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