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2012年ロンドンオリンピック体操女子日本代表・田中理恵が体操を辞めていた時に救ってくれた人物とは?

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今回のゲストは
2012年ロンドンオリンピック、
体操女子日本代表の田中理恵さんです!



【田中理恵さんのプロフィール】

田中理恵さんは、1987年、和歌山県の生まれ。
6歳から体操を始め、女子体操選手としては大柄な、身長157㎝の長身と、
長い手足を生かした美しい演技を持ち味として活躍されます。

 2010年のロッテルダム世界選手権では、日本人女子選手として初めて、
最も美しい演技をした選手に送られる『ロンジン・エレガンス賞』を受賞。

 

2012年の全日本体操選手権、個人総合優勝、
NHK杯、個人総合優勝など輝かしい実績を残されました。
ロンドンオリンピックにも同じ体操選手である兄の和仁選手、
弟の佑典選手とともに出場。
兄弟3人揃ってのオリンピック出場は日本代表史上初の快挙です。

 
現在は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの
競技大会組織委員会理事を務めるなど、多岐にわたって活躍されています。
     


-兄妹3人体操選手お父さんお母さんどんなことをした?
物心ついた頃から、家の中にトランポリンがあったり、
鉄棒があったりしました!

−トランポリンって体操競技にないですよね?
めちゃめちゃ大事なんですよ!
空中感覚を身につけるために、
トランポリンを使って技の練習をしたりするので、
跳ねたり飛んだりするのも凄く大事なので、
小さい時からトランポリンは絶対飛びます!

−6歳で始める以前から色々やってた?
そうなんです!
小さいトランポリンってあるじゃないですか?
今エクササイズとかで皆さんが飛んでる
トランポリンが家に2つくらいあって、
部屋と部屋を移動するのにそれを飛び越える、
トランポリンからトランポリン!遊び場がそういう状況です!
鉄棒もあるので、ぶら下がったり、足あげたり、
引っ掛けたりして遊んでみたりとか!

-体操って凄く遺伝が大事なイメージ
幼稚園とかでたまに体操教室、
イベントで教えたりすることもあるんですけど、
体の使い方がなんか自然と上手だなという子と、
ちょっと鈍臭いかなという子、やっぱりもう全然違いますね!
遺伝はあると思います!
努力も必要ですけど、元々持ってる才能というのは、
子供ながら見て感じるものはありますね。

−鈍臭いと思われた子の逆襲は?
そりゃもちろんありますよ!
努力で人は変わりますよ!
でも、子供だけ見るんじゃなくて、親も一応見ますね!
親が凄く身長高かったら、いつかはこの子も伸びてしまうので、
伸びてしまうと体操には向いてこないなと思いますし!
やっぱり遺伝ってあるじゃないですか?
身長も凄い伸びてしまう子もいるので!親が小柄というか、
165㎝くらいとかだと、それ以上はあんまり伸びないのかな!
とやっぱり考えてしまうと思います!


そんな田中さんに、金子がより突っ込んで聞いていくコーナー!
『金子の深堀り!』

-やめようと思ったことは?
もちろんあります!
3兄妹ですし、やっぱり兄と弟が結果出していて、
私が結果出ていない年とかは比べられるので、それが凄く嫌で…。
反抗期もあって、すごい素直になれない自分がいて、
「あーやめたいな」と思ったことはあります!
実際やめたこともあります!

-いつ頃?
高校3年生の冬に!

-一番大事な時期じゃないですか?
もうほんとにやめたくて!
お母さんに言ったら、
「どうぞやめてください!」って、凄く優しくて!
少し休んだんですけど、
そのやめてくださいという優しさが逆に怖くて、もうまた戻りました!
でも、ちょうどそのモヤモヤしてる時期に弟からも、
「真面目に体操しなよ」と怒られて、
そこで気が変わりましたね。ちゃんと体操人生やり直そうと決めて。

-弟から怒られた?
そうなんです!
もうすっごい恥ずかしかったです!
弟が思ってるということは、
もちろん両親が1番怒りたい時期なのに、
両親はすごい優しかったので!
弟はもう呆れてたんでしょうね…。
ちゃんとやりなよ!って怒られました…。

-日本大学に進学。ここも大変だった?
いや〜大変でしたね!
学校行くと色んなところに、オリンピック選手がたくさんいますし!
授業も、「あ!この人テレビで見た人だ!」って人がたくさんいて、
もう刺激がいっぱいな大学だったっていうのが1番最初の印象でしたね。
あと…なんか最初の方は、
入ってすぐやめたいって一瞬思いました!レベルが高過ぎて!!


そんな田中さんが今でも忘れられない言葉、大きなチカラになった言葉とは?
『マイペースでいなさい。
       なが〜く体操人生考えなさい』

高校3年生のときに、
身体の変化と技が付いてこないって悩んでいる時期に、
いつもお父さんからこの言葉をずっと言って頂いていて。
当時は分からなかったんですけど、
日体大に入って、監督とかにも出会って、
マイペースに自分の体操を長ーくできるっていうことの有り難さ
そしてお父さんが言ってくれた言葉というのが日体大に入ってやっとわかった。
今もマイペースは大事にしてますね。


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