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元ヤクルトスワローズ・真中満監督が選手に伝えたい言葉

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今年、最後の放送でお迎えするゲストは、
今シーズンまで東京ヤクルトスワローズで監督を務めていた
真中 満さんです。


【真中満さん プロフィール】
真中満さんは、1971年、栃木県生まれ。
宇都宮学園では、3番を打ち、3年の時には、春夏連続で甲子園に出場。
日本大学卒業後、
1992年度のドラフト3位で東京ヤクルトスワローズに入団。
6年目にセンターのレギュラーとして活躍され、2度のリーグ優勝、日本一に貢献。
2008年に現役を引退。
翌年から2軍打撃コーチを務め、2軍監督、1軍チーフ打撃コーチを経て、2015年から監督に就任。
監督1年目にして2年連続最下位だったチームをリーグ優勝に導きました。
今シーズンを持って監督を退任、来シーズンからは、
ニッポン放送ショウアップナイターの解説者に加わります。


今回は選手・監督で活躍された、真中さんにそれぞれ当時のエピソードを伺います。
6月には自力Ⅴが消滅し、終わってみれば最下位。今シーズンをどう振り返るのか。
「シーズンは動きますので、やっぱり最初のイメージとうまく噛み合わない事もあります。
 もちろん怪我人が多いと言われましたが、そういう時だからこそ若い選手が出てきて、
 相乗効果でうまくまわっていくんですけど。全てにおいて、うまくいかなかったですね。」

主軸の山田選手が今シーズンフルイニング出場を果たしたが、
打率・247、24本塁打、78打点、14盗塁といずれも前年を下回った。

「インコースを攻められた事が原因だと思っていて、本人はそんな事は無いと言っていたが、
 本人は無意識でも体が覚えていて、つい反応してしまうという事はあるので。
 でも彼はあれだけ苦しい中でも、最後までゲームに出続けたという責任感は山田を大きくしたと思います。」

真中さんといえば、現役時代『インコースのスペシャリスト』というイメージだが、
練習で克服できるのだろうか。

「まぁ僕は腕が短かったので(笑)繰り返しの練習で、
ある程度は克服できるんですが、やっぱり実践での積み重ねが自信になっていくので。」
そんな真中さんは現役時代、晩年は8割、9割はインコースを打席に立っていたそうです。

選手としても、監督としても優勝を経験している真中さん。喜びはどちらが大きかったのか?
「どっちも嬉しいですけど、マジックが点灯するのかどうか、
 というときは絶対に負けられないという空気になります。
 せっかく首位にいるのにここで優勝を逃したら・・・という事を考えてしまったり。
 シーズン中の苦しさは監督の方が大きかったので、
 その分優勝した時の達成感は監督の方が大きかったです。」


【金子の深堀り!】
【イメージする監督像とは?】
「やっぱり野村さんです。ベンチでどっしり座って、選手を指揮するというイメージでした。
 監督がバタバタするとよくないので。もちろん怒ることもありますが、
 僕は理解してもらえればいいと思うので、伝える手段として怒る事はあります。」

【監督の醍醐味】
「やっぱりプロ野球のチームを自分の考えで動かせるというのは、
 野球をやっているうえでこれ以上は無いと思います。
 辛いところは、責任が全て監督にくるということですかね。その分やりがいもあります。
 僕だけなのかもしれませんが、勝った試合は、自分が完封したりとか、
 自分がサヨナラホームランを打ったというようなイメージなんです。
 ただ、負けた試合は自分のエラーが原因で負けたというようなイメージ。
 だから毎試合浮き沈みがありますね。
 監督としての初勝利は忘れられません。広島カープとの試合で延長の末に勝ったんです。
 ただこれから140試合もやるのか・・・と気が遠くなりましたね(笑)」

【選手を2軍に落とすときは辛い】
「やっぱりみんなでやりたいです。一軍登録は28人しかいないので、
 その中で選別するというのは苦しいです。
 僕ら首脳陣が選んだ選手以外は二軍なので、責任を感じますね。」


そんな真中さんが忘れられない言葉とは?
「出来ない理由を探すな」

「コーチになってから思った言葉なんですけど。
 例えばプロ野球だと、「足が遅いから盗塁できない」「力が無いからホームランが打てない」と
 最初から決めつてしまう人もいるんです。
 まずチャレンジして、やるだけのことをやってから決断をして欲しい。
 自分で線を引かないでほしいなと思います。
 僕は自分に言い聞かせているし、選手にもどんどんチャレンジしてほしいなと思います。」

今年、最後の放送、
ゲストは、今シーズンまで東京ヤクルトスワローズで監督を務めていた

真中 満さんでした!

次回の放送も真中さんとお送りします!


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