今日のテーマは、「秋の夜長、眠りを考える」！！
築地の玉子焼き屋さんに生まれたテリーさん、
毎朝、仕込みの卵が割れる音やお兄さんのドライヤーの音に悩まされ、
今は、スッキリ出演のため毎朝４時５０分に起きている。
眠りについてはかなり残念な人生を送ってきており、
とにかく悩んでいる！
一方、東島アナはどこでもいつでも寝られるという
女性版のび太くん。
ゲストは、睡眠研究の第一人者白川修一郎先生。
果たして、この３人で、眠りについて考えた結果とは！？
■ゲスト：睡眠評価研究機構代表 医学博士「白川修一郎」先生
▼日本人の睡眠事情とは？
先進国の中では最も悪いとされる。
睡眠時間は少ないし、７割は睡眠の質に問題があるという調査結果も。
その理由は、睡眠についての教育がなされていないから...。
高度経済成長期、24時間頑張れますか、と
睡眠をとるということに関して悪いイメージがあるまま、現代へ。
▼日本人の平均睡眠は？
６時間未満の人はおよそ半数。５時間未満の人は１０人に１人くらい。
（５時間未満の人が車運転したら事故を起こす確率が高い）
日本人は全然寝てない！
ちなみに一番寝てないのは、日本の４０代女性とのこと。
▼質の良い睡眠って？
体温がすっと下がっていけばトイレに途中に起きるなんてことは通常ない。
寝ている時というのは体温が下がる。皮膚の表面は上がるが、それは熱を発散しているため。
深部温度は下がっている。
▼眠れないときについ焦ってしまうが？
羊を数えるのはダメ。
ちょっと眠くなるのを待ってから寝た方がいい。
１回ベッドを離れるのもいい。焦るのは良くない。
そして、寝酒も絶対ダメ。量によってはそれで覚醒してしますから。
▼眠りのいい形とは？
朝と夜をしっかりと同じ時間に寝て同じ時間に起きること。
朝しっかり日光を浴びること。夕方でもいい。光は一定量必要。
▼いい眠りにつくための方法は？
特定の食べ物を食べればいい、ということではない。
が、朝何を食べているか、ということは意外に重要。
例えば、たんぱく質（納豆や牛乳）を習慣的に取っているといいとされる。
または、香り（アロマ）も効果的。
▼勉強やスポーツに良い睡眠は？
人間は、寝た時間から１９時間後くらいにピークを迎える。
スポーツでは「時間生物学」というものを参考にして
それを計算し、試合に出場することで、世界記録を出している。
陸上の大会などが夜行われるのもそういうこと。
ただ、脳は疲れやすいので、日中で１５分くらいの仮眠を取るととても効率がいい。
▼注意したほうがいいことは？
夜に明るい光を浴びないこと。
スマホのブルーライト、日焼けサロンも夜は良くない。
あとは、夜遅くにごはんを食べないように。
▼悩みがあって眠れない時は？
大体、寝る前というのはクヨクヨしちゃう物質が出るもの。
なので、朝考えなおすようにして、寝て、起きてから考える。
▼寝る姿勢はどうすれば？
基本的には横向きの人が多い。
仰向け、うつ伏せは呼吸するのに苦しいのでオススメできない。
ソファーでそのまま寝てしまう人は寝がえりができないので
決して良い睡眠はできない！
▼女性と男性が同じ部屋にいて女性が寒いと言った場合は？
本当は女性が寒いくらいの温度がいい。
女性は温かい布団をかぶるのが理想。
冬は軽くて保温性のある布団にした方がいい。
▼正しい昼寝とは？
お年寄りならお昼の０時から３０分間がいいと言われている。
５０歳未満は１５分くらい。ただしこれは夕方の１７時までにやるべき。
▼睡眠のいいリズムを作るには？
朝食昼食の時間は一定の時間にしっかり取るべき。
眠れなくても目を閉じているだけでも十分良い。
▼睡眠時間が短いと太る？
睡眠時間が少ないと太るのは、基本的に食欲の増進ホルモンが出てしまうから。
結果、夜に食欲が増してしまう。
▼起きる方法で一番いいものは？
だんだん明るくして、最後はアラームで起きる。
９０分睡眠がいいという話も広く知られているがあれは都市伝説。
レム睡眠中に起きても眠いし、金縛りを起こしてしまう人もいるくらい。
個人差もあるので自分に最適な睡眠時間を見つけ確保すべき。
最後に、白川先生からリスナーへのメッセージ。
睡眠はパワーの源。
まず、自分の１週間、１０日間を振り返って
きちんと睡眠が取れているか、確認して欲しい。
テリーさんが次から次へと疑問を投げかけるも、
さすが、睡眠の権威白川先生、
明確かつ簡潔にお答えいただきました！！
テリーさん、いい睡眠をとって、
是非長生きしてこの番組ずっと続けて下さい！！
