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番組インフォメーション
2012年06月18日

「みんなで学ぶ藤沢久美のラジオ経済学」

今夜のメニュー
① せんとくん
② 奈良の寝倒れを楽しもう!
③ お惣菜が売れてる。コレは景気がいいの?悪いの?
④ 奈良のビジネス

 

●せんとくん
古瀬)「今夜は"地方都市シリーズ奈良編"をお送りするんですが、奈良のキャラクター"せんとくん"の誕生の場に、久美さんがいたとか?」
藤沢)「平城遷都1300年記念事業の委員をやっていて、ゆるキャラを決める会議に出席してたんです」
古瀬)「せんとくんに投票したんですか?」
藤沢)「入れませんでした(笑)東大寺を形どったキャラクターに入れました」
古瀬)「でも結局、せんとくん」
藤沢)「そうなんですよね~。大ブームになった時に、選定委員の西川りゅうじんさんからFAXが来て『ね、お金かけずにプロモーションできたでしょう!!』って」
古瀬)「そこまで計算してたんですかね?」
藤沢)「どうでしょう(笑)でもあのブームは正直、驚きました」

 

●奈良に、みなさん、泊まってますか?
古瀬)「久美さんの故郷"奈良"」
藤沢)「"大阪食い倒れ。京都着倒れ。奈良寝倒れ。"という言葉があるくらい奈良は寝ていても大仏があるので観光客は来てくれると言われています。絵理ちゃん、奈良には?」
古瀬)「行ったことあります!修学旅行で」
藤沢)「そうなんです。みんな修学旅行で終わってる(笑)。奈良は観光客用のホテルの客室、日本で一番少ないんです」
古瀬)「え~。観光地なのに?」
藤沢)「奈良に来ても、結局は京都や大阪に泊まってしまう。さらにホテルを作ろうと思って土を掘ると遺跡が出て工事がストップしてしまう。他にも観光地化を進めるために工事をすると、またまた遺跡が出てきてしまう。結局、何もできない」
古瀬)「では、どうすればいいんですか?」
藤沢)「私は、奈良の町や家はこのままでいいと思います。1300年の歴史があるわけだから。無理に観光施設を作らず、ホームスティなどの制度を確立すれば、奈良のいいところをそのまま、観光アピールできると思います」

 

●お惣菜が売れてる。景気がいいの?悪いの?
古瀬)「今夜は街角指数について考えていきます」
藤沢)「今年の2月のデパ地下のお惣菜の売り上げが前年同月と比べて増えた。この数字から何が見えますか?」
古瀬)「お財布の紐が緩んだ?外食が減った?家で料理する人が減った?」
藤沢)「そう!さらにそこから働く女性が増えたかもしれない。ということで女性の就労数を調べる。次にその女性の結婚している割合を調べる。そして結婚している主婦の割合が多いとなったら、ご主人のお給料が減ったから奥さんが働くようになったのかもしれないと考える。では今度はご主人世代のお給料を調べる」
古瀬)「すごい、そこまで繋がって考えるんですね」
藤沢)「風が吹けば桶屋が儲かると同じで、ひとつの視点で景気を見るのではなく、流れを見る。お惣菜が売れてるから景気が良くなった!と見るのではなく、最終的にご主人のお給料が減ったという結論から景気が悪い!と見ることもできるんです」

 

●奈良のビジネス
古瀬)「お別れのお時間です。今日は久美さんの出身地"奈良"についてお送りしました」
藤沢)「経済の話をするの忘れてました(笑)。一時期ブームになった、おしゃれな毛糸のパンツや、おしゃれな手ぬぐいのブームって奈良の企業からなんですよ」
古瀬)「毛糸のパンツ、寒い時、履いたりします」
藤沢)「奈良って1000年以上の歴史があるので、昔の物を今の香りをつけて商品にするのが、とても上手なんです。だから若い人にとっても、奈良って魅力的なビジネスチャンスが、たくさんある場所だと思います」

藤沢久美 6月4日.jpg

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