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番組インフォメーション
2012年06月04日

「みんなで学ぶ藤沢久美のラジオ経済学」

※次回の「みんなで学ぶ藤沢久美のラジオ経済学」は

  6月18日(月)です。

 

今夜のメニュー
① 自動車産業を支えるニッポンの中小企業の技術
② これからの自動車づくり
③ 株主総会
④ 折り畳み電気自動車?


●自動車産業を支えるニッポンの中小企業の技術
古瀬)「今夜は"ニッポンの自動車産業"について考えていきます。ズバリ、ニッポンの自動車産業って、今、どーなんですか?」
藤沢)「今でも自動車産業はニッポンの中核を担っています。でも日本で作って輸出するよりも現地で作って現地で販売する方がコストパフォーマンスはイイということで変わってきています」
古瀬)「では、日本国内での自動車作りは衰退するの?」
藤沢)「最先端の自動車を作る技術は、自動車会社だけがもっているものではないんです、多くのニッポンの中小企業の技術が必要なんです。クルマの部品の一部分。例えばドアのバネなど、ニッポンの中小企業の技術を必要。なかなかそのような技術は海外の現地の方がマネできるものではないんです」

 

●これからの自動車づくり
古瀬)「これからの自動車づくり、どう変化していくんですか?」
藤沢)「新興国、途上国はガソリン車が増える。そして先進国は電気自動車が増えていくと言われています。最初に電気自動車の要素を取り入れたのはトヨタのプリウスだし、三菱や日産も出しています。日本の自動車会社が電気自動車をリードしています。先ほども言いましたが、電気自動車に必要な多くの技術を持っているのは、自動車会社だけではなく日本の中小企業です」
古瀬)「未来の商品、電気自動車を通じて、日本国内の優秀な技術が必要とされているんですね」
藤沢)「日本の産業と言えば自動車産業だけではなく、電気産業。現在も日本の電気メーカーが、電気自動車のバッテリーなどの開発を行っている。だ・か・ら・もしかしたら"日本の電気メーカーが電気自動車を作る"なんてことになるかもしれない」
古瀬)「楽しみ!!」

 

●株主総会
古瀬)「そろそろ株主総会のシーズン。株主総会って荒れるイメージですが(?)」
藤沢)「最近は荒れないように完璧な台本を用意したり、事前のリハーサルをしたりしています。そして忙しくて行けない人のためにネット中継などもあります。とても変化しているんです。また最近では議決権の票をまとめるビジネスなんていうのもあります」
古瀬)「え!?何ですか、それ?」
藤沢)「株主総会って、賛成、反対の議決をしますよね。それを事前に『賛成』『反対』どちらに入れてくださいとか。出席しないなら委任状に『賛成』と書いて送ってくださいとかお願いするビジネス」
古瀬)「えー、そんなのビジネスになっちゃうんですか?」
藤沢)「私としては、出席するしないに限らず、株主として議決権があるのだから、『賛成』『反対』しっかりと考えてほしいと思います」

 

●折り畳み電気自動車?
古瀬)「お別れのお時間です。今日は自動車についてお送りしました」
藤沢)「アメリカのマサチューセッツ工科大学では、未来の社会を自由に考える場所があるんです。そこで"折り畳み電気自動車"の開発を行っている人がいるんです」
古瀬)「素敵~」
藤沢)「駐車スペースを気にしないで乗れる折り畳み電気自動車。ICカードをかざすとビヨ~ンって伸びて車になるんです」
古瀬)「面白い!ほしい~」
藤沢)「ぜひ実現してほしいですよね」

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