「ごごばん!」の番組ツイッターにも書きましたが、土曜日に、

息子と横浜ラーメン博物館に行った帰りに菊名から渋谷まで東横線に乗りました。

 

菊名の駅に西武の車両が走り行先は「飯能」!感慨深いものがあります。

車内の広告は当然のごとく池袋西武!

 

代官山駅から地下に入りますが、4時間で切り替えた跡が生々しく、

まだ工事の途中の様相です。

 

地下の東横線渋谷駅から地上に出て、使われなくなった旧渋谷駅を見ましたが、

駅構内を視覚障がいの方が、付添いの方と順路の確認をされていました。

 

案内板を見ても戸惑うのですから、

ましてや目の不自由な方にとっては大変なことです。

 

これはもうお互いに声を掛け合って行くしかありません

日本人の心意気を渋谷界隈で見せようではありませんか。

 

85年の営業を終えた渋谷途上駅の改札の前には、

柵が設けられてその周辺には写真を撮る人また人。

 

高校の3年間、初めてのデート、浪人、合格発表、大学の数か月間、

この駅にはお世話になりました。

 

高校も2年になった頃、

私はダメダメな生徒でよく学校をさぼりました。

 

渋谷で乗り換えて新宿に行かなければならないのに

東横線の駅で降りてしまい

東急名画座の一回目の上映が始まるまで、

駅の周辺で時間をつぶしたものです。

 

弁当を持たせてくれた親への申し訳なさと、

俺、いったいこの先どうなってしまうんだろうという、

漠然とした不安を打ち消すために、

映画館の暗闇に身を潜めました

 

そんなことをふと思い出したら、

なんだか鼻の奥が思わずツンとなってしまいました。

 

一緒に行った小3の息子は、

親父とそんな人影の消えた渋谷駅を、

見に行ったことをおぼえているでしょうか・・・

 

ありがとな!渋谷駅。

 

上柳昌彦