久保田利伸さんのコンサートに行きましたと、
ツイッターにつぶやいたところ、
たくさんのツイートをいただきました。

80年代半ばのあの時代に、
私は初めての毎日の生放送に、
悪戦苦闘しながら取り組んでいました。

そしてそのラジオを、
忘れえぬ思い出として、
今も心にとどめていただいていることを、
多くの方のツイートで知りました。

終演後、久保田君と少しの時間話すことができました。

「スタジオに呼んでください。
大人の話をしましょうよ」
って言っていました。

大人の話ってなんだろう?!

久保田君は今年デビュー25周年、
ですから80年代の曲をたくさん歌ってくれました。

あの頃私も20代後半で、
何者でもなくただただもがいていた頃。

当時の事や、
今は亡き先輩ディレクターのことなども思い出され、
涙ちょちょぎれの代々木体育館でありました。

80年代半ばからの「バンドブーム」の頃の曲は。
当時のヒットチャートに載らなかった、
名曲がたくさんあります。

聴いていた人の心には刺さるのですが、
知らない人にとっては何???
ってなものでしょうか。

「歌謡祭」全盛期の70年代と、
カラオケブームの90年代の狭間の、
ちょっと特殊な時代なのでしょうか。

私はあの頃のバンドブームに、
戸惑いが若干ありながらも、
身も心もどっぷりとハマっていたのでした。

何故戸惑いかというと、
えっ!俺が音楽番組なの?!
と言う気持ちが当初相当にあったもので。

でも体験しておいてよかったと、
今は心から思っているのです・・・

ニッポン放送
上柳昌彦