ルール違反かもしれませんが、
放送作家の石井彰さんからいただいたメールへの、
返信の文章を載せますね。
石井様
メールのお返事が遅れて申し訳ありませんでした。
11日の14時46分にスタジオにいました。
かつて中越地震や台風や大雪や大停電など、
様々な瞬間に放送を担当していましたが、
今回は、本当に「とうとう来たか!」と思いました。
ユーチューブにその瞬間を首都高で迎えた人の映像が載っていました。
カーラジオからは私の残組が流れていました。
このように受け止めるのかということと、
ドライバーさん向けのコメントはまだ工夫の余地があるなど、
同録を聴くのとは違った感想もありました。
しかし震度5強でもこうなのに、震度7ではいったい何ができるのか?
そう考えると、したり顔でもっともらしいことなんてとても言えない心境です。
局自体が被災した例は、
ラジオ関西などがありますが、
その時でさえ大阪には被害はありませんでした。
近い未来に、私たちは自分自身や局が被災した状況で、
様々なことに直面するのでしょう。
本当に今回の震災は、
すべての日本人がありとあらゆることで試されています。
しかしながら、漠然とした危機感だけを煽りたてることは、
送り手も受け手もちょっと「しんどく」もあります。
ほどよきところは本当によくわからないのですが、
正確な情報を淡々と届けながら
安心と安定と共感と笑いと音楽をお送りしたいと思います。
日曜日の早朝に宮城県に入ります。
月曜日に東北放送から番組をやります。
広い災害地域の何を見て何を伺えるのか、
まったくわかりませんが、とにかく行ってきます。
上柳