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Discovery Flight 沖縄編・第8回「竹富島」

 Discovery Flight 沖縄編・第8回(12月6日放送)では、「竹富島」を紹介しました。
 
一周9キロ程の小さな島に350人程が暮らしている竹富島は、島全体が国立公園に指定されており、沖縄古来【赤瓦の民家に珊瑚を砕いた白砂の道】の街並みが保存されています。芸能・伝承・風習などの伝統文化も継承され、1年を通じて数々の祭礼が行われる文化遺産の島としても有名です。
 
そんな竹富島の新名物「車エビ」をディスカバー!
農業が衰退し振るわない観光業により若者が減る一方だった竹富島。そこで新たな産業を作り若者を呼ぼうと「エビの養殖場」が作られたのが今から30年程前。 今では、年間60トンもの車エビを出荷し、さとうきびに次ぐ地場産業となっています。
島での2大人気メニューは「エビフライ」と「エビ入りそば」。どちらも頭付きのビックサイズのエビが5本も入っているそうですよ!エビ好きの河原さんも、「かにふ」というお店で食べた事があるそうです。車エビの出荷は、この年末年始を中心とした秋から春に限られているそうなので、食べたい人は事前にお店に確認することをオススメします。
 
番組後半「電話でディスカバー」のコーナーでは、地元に住む方と電話をつないで、最新情報や現地ならではのオススメを聞いています。
今回は、竹富島出身で島のガイド歴は40年!そして島の伝統行事を司る「神司(かんつかさ)」でもある與那国光子サンと電話を繋ぎました。
 
さっそく「神司(かんつかさ)」という言葉に食いついた生方さん!神司とは何なのか?伺った所・・・。
島では様々なお祈りをする日があり、お正月に始まり、健康、五穀豊穣、子孫繁栄などなど、ミルク世果報(ゆがふ)をいただくお祈りを繰り返ししているそうで、與那国さんは年間30回ほどお祈りをする機会があるそうです。 ※ミルク世果報とは「豊かな世になる事」を意味します。
「神司」の名の通り、生きている人と神様とのつなぎ役だそうで、與那国さんは不思議な何かをいつも感じているんだとか。
修行などはしませんが、誰でも出来る訳ではないのが「神司」で、與那国さんは子供の頃からユタと呼ばれる人たちに「神司にならなければいけないよ」と言われていたそうです。またお母様や祖先も代々神司だったそうですよ!島では6つ"うたき(神の聖地)"があり6人の神司が必要なのですが、現在は5人しかいないそうです。
様々なお祭りがある中で、600年の伝統を誇り国の重要無形民俗文化財に指定されているのが「種子取(タナドゥイ)祭」。與那国さんも勿論、神司として忙しく活躍されていたそうです。竹富島最大のお祭り「種子取祭」は11月下旬ですので、この時期に伝統文化を感じに訪れるのも良いかも知れませんね!
 
沖縄の通貨がドル$から円¥に変わった時代も経験している與那国さん。昔に比べると今は島が豊かになったと感じているそうです。そしてお年寄りがいくつになってもボケっとしないで働いているので元気なんですって!、島の生活はのんびりしているようなイメージがあった生方さんですが、これにはビックリしていました。
街の景観を守るため、毎日、草取りして道をならしたり、皆で心を一つに一致団結することを島では【うつぐみの心】と言うのだそうです。
また【ゆいまーる】と言う、ゆいの精神(共同作業)も沖縄ならでは。台風から家を守る石積みの塀は、お互い協力して積みあったりするんだそうです!
 
ガイドさんとしても活躍している與那国さんの島のオススメは、島の夕日!この日もとても綺麗だったそうです。最高の夕日スポットが「西桟橋」で、ここは何時に行っても絵になるんだとか。右手に石垣島、真正面に小浜島と西表島、左手にコンドイビーチと黒島が見えるそうですよ。
 
今回ディスカバーした車エビについて伺った所、與那国さんは、生きて跳ねているのを「ゴメンねっ」と言いながら皮をむいて口の中で踊らせて食べる事も出来るんだとか。
「エビ入りそば」は、「やらぼ」というお店がオススメで、お野菜タップリ、エビも「まだある!まだある!」とイッパイ入っているそうです。このおそばは、そのままお汁を飲んだ後、「ぴーやし」という「島こしょう」を入れて食べ、次に「唐辛子入りのぴーやし」を入れて食べると、とっても体が温まるそうです。味の変化も楽しめてオススメですね!
 また、お土産の一押しは竹富島でだけ購入できる「島醤油」!色は薄いのですが味が濃くアーサー汁にはコレがもってこいだそうです。「ゆがふ館」で購入できるそうですよ!
 
関連情報;
「かにふ」沖縄県八重山郡竹富町字竹富494 TEL0980-85-2311 不定休 
「やらぼ」沖縄県八重山郡竹富町字竹富107 TEL0980-85-2268
「ゆがふ館」http://www.taketomijima.jp/

2013年12月21日

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