2013年01月14日
サイエンスライターの長沼敬憲さんをお迎えしました。
頭で考えてそれが行動の源になっている=脳が一番大事だと思いますが...
生物は、実は脳が出来る前から腸が存在していて、
つまりは腸が感じることの源なんですって。
生物の進化で見ていくと、心臓や肺、脳も腸から分化していったもの。
最初の生物は、口と肛門だけで、その間は腸。まるで、なまこです!
これが進化して複雑になっていくことで人間になっていったというのが
何億年の歴史の中で言えることなんだそうです。
突き詰めていくと腸が根本で、生きてるということは食べること。
食べ物を消化→吸収→排泄するのが腸の役割りで、
腸の働きが弱いと便秘になりますが、
まず言えるのが食べ過ぎ!食べ過ぎるから溜っちゃう。
時間だから食べなきゃとか、もうちょっと食べたいと思うのは脳で考えていること、
腸が欲しているわけではありません。
腸のことを考えると、お腹が鳴るまでは食べない、量を調整するなどするといいそう。
腸が疲れてたらせっかくの栄養もエネルギーに変えられませんからね。
腸のマッサージも良いそうです。便秘の方は、左の脇腹をもんでください!
また、腸はメンタルとも関係。
思いや感情の起源も、脳ではなく腸にあったということが分かってきていて、
つまり、お腹には便も溜るけど、思いも溜まります。
お互いの腹を探る、腹黒い、腹を決めるなど、お腹がつく言葉がたくさんありますが、
その人の本音は「頭じゃなくて腹(腸)にある」とも!
体の不調もストレスも全てが腸に来ます。
とにかく出して腸をすっきりさせて、
腸に秘められた凄いチカラ「"腸"能力」を発揮させましょう!