ゆずからのメッセージ

このたび、第37回『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』のメインパーソナリティに決定されました。ご感想は?

北川
すごく嬉しいです。12年前(1999年)に山田邦子さんと一緒に務めさせていただいたんですけど、僕はインフルエンザで熱を出しオープニングに出られなかった。だから機会があったらぜひもう一度!と思っていたんです!
岩沢
ニッポン放送でパーソナリティを務め始めたときから参加しているので、毎年この季節になると『さぁ、ミュージックソンだ!』という感じです。精一杯やります!
北川・岩沢
今年は東日本大震災や台風などの被害が大きく、日本にとって大変な年。被災地の方々と接して、歌やラジオに助けられたという話を直にうかがい、歌っていて本当によかったと思いました。この年にメインを務めるということを大切にしたいです。

テーマソングも、お二人の曲、『翔』です。

北川
僕たちは、東日本大震災の直後から5ヶ月間、ライブツアーで全国を回りました。その中で音楽の持つ意味、歌うことの意味をもう一度見直すことになったんです。『翔』は、そこで感じた音楽を通じた、人と人とのつながりや支えあう力の大切さなどを詰め込んだ曲。『ミュージックソン』の底に流れるテーマともつながっているんじゃないかと思います

この番組は目の不自由な方が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置するためのチャリティです。

岩沢
いろいろな街の横断歩道で、「ここも音が鳴っている」と気づくことが増えましたね。番組を通じて目の不自由な方のエスコートの仕方も知りました
北川
確かに街で音の出る信号機を見かける頻度が増えました。長く続けてきた成果ですよね。一過性ではなく、続けていくことが大切。この頃では僕自身も障害を持った方に自然に手を貸せるようになりました

当日は、目の不自由な方もスタジオにおいでになります。

北川
今回の僕たちの役割は“伝える”ことでもあると思っています。実際の暮らしのなかで不便なところとか、どういう手助けを望んでいるかなどを具体的に聞いて、リスナーのみなさんと共有していきたいですね

今年の東日本大震災では、ラジオが目の不自由な方々をはじめ、多くの方々の情報源になり、ラジオの必要性が再認識された年となりました。

岩沢
じつは3月11日は、僕たちも帰宅難民になり、車の中で情報を求めてラジオを聴いていました。ラジオに関わる人間として、必要な情報を少しでも多く伝えようという姿に感動しましたし、ラジオの大切さも実感しました
北川
情報の供給源としての大切さはもちろん、リスナーと1対1で向かい合える存在というのもラジオのよさです。ラジオはリスナーのひとりひとりの深い部分まで届く何かがあると感じています。それにラジオでは、音楽との偶然の出会いが感動を生むこともあります。だから『ミュージックソン』ではさまざまな曲を届けて、いい出会いを作れたらと考えています

番組を通じて被災地の方々にもメッセージが届きます。

岩沢
被災地の方々は大変な経験をされているのに、明るくて気さくな方が多いんです。励ましに行った僕らのほうが元気をもらったくらい。その恩返しができればと思います
北川
みなさんはもう十分頑張っていると思うので、ガンバレというメッセージではなく、絆が生まれて心温かくなる時間をクリスマスプレゼントにしたいですね

24時間の生放送ですが、心構えは?

北川
そりゃあもう、インフルエンザにかからないこと!ちゃんと予防接種しますよ
岩沢
ある意味、リベンジだからね(笑)。でも、たくさんのゲストも登場されるし、あっという間なんじゃないかなと予想しています。みなさんと一緒にいい番組にしたいですね

リスナーのみなさんにメッセージを。

岩沢
ゆずは毎年「ミュージックソン」に参加しているから、僕らにとってクリスマスは、“リスナーと過ごす日”です。今年も一緒に過ごしましょう
北川
今年の日本は『絆』がテーマ。絆を大切にする24時間にしたいと思います。微力ながら精一杯がんばりますので、みなさんもぜひ参加してください!
岩沢
音楽と言葉を通じて、リスナーのみなさんと僕らの間にも絆が作れたらいいなと思います。もしかしてミュージシャンの方が来たらセッションもいいよね(笑)
北川
そうだね、どうなるかな、当日をお楽しみに。みなさんはリラックスして聴いてください。お仕事中の方々は私たちに耳を傾けて、寛ぎ中の方ならビールでも傾けて(笑)!
【ニッポン放送タイムテーブル 2011年11月号より抜粋】