「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」とは?
「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、目の不自由な方が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンで、昭和50年(1975年)から毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施しています。
初めはニッポン放送とKBCラジオ、STVラジオの3局でしたが、翌年OBCラジオが参加し、その後もラジオ福島、IBC岩手放送、青森放送、和歌山放送、ラジオ沖縄、中国放送が参加し10局で行うことになりました。
対象を目の不自由な方としているのは、目の不自由な方たちが日ごろからラジオに親しみ、ラジオを頼りにしてくださっているからです。
勿論、このキャンペーンは、「音の出る信号機」を設置するための募金を目的とするだけでなく、24時間の生放送を通して、体の不自由な方々への理解と思いやりを育んでいくことを意図しています。
これまで40億1,376万0,327円の浄財が寄せられ、これを基金に2,867基の「音の出る信号機」を設置したほか、「声の図書」、「立体コピー」など多数の視覚障害者(児)用教育機器を贈ってまいりました。近年は機器のデジタル化に伴い、「デジタル立体コピー」や、お送りした「声の図書」の劣化により、それをCDなどのデジタル・フォーマットに変換し、有効に利用し続けていただくための「デジタル録音図書編集用パソコン」なども、お贈りしています。
首都圏の「音の出る信号機」の約22.6%は、このキャンペーンに寄せられた浄財から生まれています。
しかし、「音の出る信号機」の老朽化とそれに伴う新信号機の設置のため、設置箇所はなかなか増えていきません。
「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、今年37回目を迎えました。これまでと同様、ニッポン放送をお聴きの皆さんのご支援、ご協力を得て、善意の輪をさらに広げ、目の不自由な方たちの幸福づくりに微力を尽くしたいと思います。
ご協力のほど、よろしくお願いします。
ニッポン放送 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン実行委員会
住 所:東京都千代田区有楽町1−9−3
TEL:03−3287−1111(代表)