鈴木杏樹のいってらっしゃい

岩手の誇る『浄法寺塗』~国産で作られる『漆』はわずか2%

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絹本著色虚空蔵菩薩像 東京国立博物館蔵 平安時代後期 国宝(虚空蔵菩薩 – Wikipediaより)

11月13日は『うるしの日』です。これは1985年(昭和60年)に『日本漆工協会』が定めたものです。

平安時代に文徳天皇の皇子、惟喬親王(これたかしんのう)が京都の法輪寺にお参りされたときのことです。
そこで、ご本尊の『虚空蔵菩薩』様から漆の作り方を教わって、身に付けた日が11月13日だったことから、この日を『うるしの日』にしたそうです。

『ウルシの木』1万2000年以上も前から存在しています。
その『ウルシの木』から採った漆は、9000年前の縄文時代から既に使われていました。実際、当時の遺跡から漆を使った装飾品が発掘されています。

現在、日本で使われている漆の98%は中国から輸入されたものです。ですから、国産の漆はわずか2%ということになります。
このうち約7割が、岩手県二戸市浄法寺町で生産される『浄法寺漆』です。
浄法寺町の漆は量が多いだけではなく、質がとても優れていて、その漆を使った『浄法寺塗』は、岩手を代表するブランドになっています。

2015年、文化庁は国宝や重要文化財の建造物を修繕する際、国産の漆を使うように…と通達したそうです。
そうは言いましても、国産の漆の生産量を増やすには様々な問題があって、とても難しいそうです。

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