1242 ニッポン放送
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みのりの日記
栗村 智
栗村 智
 
diary
11月10日
なぁんで、雨なの!?
いやぁ、お天気が、気になりますねぇ。
「ザ・ラジオパーク2007 in日比谷」。
今週土・日、日比谷公園で賑々しく開催なんですが…。
天気予報が…!!!
特にわが「栗村智 あなたと朝イチバン」初のイベント、
「朝イチ青空寄席」と銘打って、
11日・日曜日午前9時30分〜11時30分まで
日比谷公園「にれのき広場」特設テントで行いますが、
足元の悪い中、お客さんに来てもらえるのか、非常に不安なんですよ。

金曜日、テリーさんもたい平師匠も
「栗村さん、ずぶ濡れでやるんでしょうか?ひっひっひ!!!」
どうやら、人の不幸を喜んでる節がありますねぇ…。
何しろ、ネーミングが「朝イチ青空寄席」ですからねぇ。
ま、外は雨でも“心は青空”で、がっ、頑張りまぁ〜す。

さて、先週日曜日、東洋大学「白山祭」で学生主催の寄席があり、
そこへ今、落語芸術協会で、指折りのお二人の噺家さんが呼ばれまして、
「笑福亭鶴光・瀧川鯉昇二人会」をやったのですよ。
お二人の陣中見舞いで、東洋大学大教室の横の楽屋に伺いました。
当日は、雲ひとつない秋晴れで、500人収容の会場は
大入り満員札止め状態で大盛況でした。

それから、わずか一週間で、この週末の雨の予報…。
そりゃあ、ないじゃないですか!
あぁ、ぼやけるだけ、ぼやきました。

当日、会場は、大きなテントを二つぶち抜いて、
雨にぬれないようになってますから、ぜひ、お越しくださいね。
さっ、噺の練習しなくっちゃ!
10月25日
番組初!公開イベント(寄席)やります!!
今週の「あなたと朝イチバン」でもご案内する予定ですが、
今年もやりますよ、ラジオパーク!
正式には「ザ・ラジオパーク2007 in日比谷」というんですが、
11月10日(土)と11日(日)の2日間、日比谷公園で開催します。

各番組が、それぞれの番組のカラーを出したイベントを予定していますが、
今年は私も「あなたと朝イチバン」初の公開イベントとして、
昔の中央大学落語研究会時代を思い出しながら、落語を披露することになりました。
場所は、日比谷公園内「にれのき広場」。
テントを2つぶちぬいて、高座を作ることにしました。

日時は「11月11日(日)午前9時30分〜11時30分」です。

ニッポン放送のパーソナリティには、結構、学生時代、落語研究会に所属して、
着物きて、落語喋ってた人が多いんですねぇ。
「ラジオビバリー昼ズ」の高田文夫さんは、
談志師匠門下で立川藤志楼、日本大学芸術学部・落研OB。
ハッピーパラダイスの三宅裕司さんは、明治大学落研OB。
そして私、栗村智が、中央大学落研OB。
さらに、ミューコミの吉田尚記アナウンサーが慶応大学落研OBてな具合です。

そんなわけで今回は!
「栗村智 あなたと朝イチバン<朝イチ青空寄席>」と題してやります。
副題は“わが懐かしの落研時代”。
お時間のある方は、ぜひ、遊びに来てくださいね。

中央大学・慶応大学・日本大学芸術学部落語研究会の現役学生、各校1人ずつ。
そして、学生時代を思い出して、私と吉田アナ。
それだけでは、来て下さった方も疲れるでしょうから、
本職の噺家さんで、日大芸術学部落研OBの「春風亭一之輔」さんに、
模範演技をしてもらうことにしました。
もちろん、アシスタントのフッチーも、
高座返し(座布団をひっくり返す役)で参加します。
 
私もさっそく、落語はまずくとも、恰好だけは噺家もどきにしたくて、
正絹羽二重の黒紋付の羽織を昨日買いました。
「ナニも、そこまでしなくても…」とお思いになる方も
いらっしゃいましょうが、今回は私、結構“マジ”なんですっ!
いくらしたかって?
大枚「8000円」!
浅草・伝法院通りの古着屋さんに、自分のサイズにピッタリ合う出回り品を、
1ヶ月かけて探して貰った「掘り出し物」ですよ。

昨日から、噺の稽古もしないで、
高座の途中で格好良く羽織を脱ぐ稽古ばかりしています。
何しろ、大好きだった志ん朝師匠の、高座での羽織の脱ぎ方が、
格好良かったものですから…。
ま、冷たいこと言わずに「あなたと朝イチバン」をお聴きのあなた、
番組初の公開イベント…、ぜひ、朝から一緒に笑い(?!)ましょう!
よろしくお願いいたします。
10月19日
あなたの初めて聴いたレコード、初めて買ったレコードは?
「栗村さん、初めて聴いたレコード、初めて買ったレコードって覚えてますか?」
番組スタッフに訊かれるやいなや、as soon as…
「聞いたのはね、従兄弟が大の三田明ファンで一緒に聞かせられた、
“街に泉があった”だなあ…。
え〜っと、初めて買ったレコードは、ビクターレコードから出てた、
3枚組LP「柳家小さん落語集」なんだよなぁ…」

みんなに失笑されたんですが、本当なんですもん。
高校一年生・春の学園祭に間に合わせようと、
小さん師匠の「粗忽長屋」「出来心」を、
毎日毎日、親父が買ってくれたポータブルプレイヤーの前に座って
針が擦り切れるほど聴いて覚えたんですよ。
傍で見られてたら、まさに志ん生師匠の落語のくすぐり「蓄音機の犬」…、
ビクターのマスコット犬「ニッパー君」でしたよ。

その後、岡崎友紀ちゃんの大ファンになってしまい、
リリースされたレコード全部買ってましたね。
新譜の度にわくわくして、丸い盤の上に針をおく…、イントロが出てくる…。
この瞬間が、もぉ〜たまらないのですよ。

今週は、きっと誰にもあるでしょう。
「初めて聴いた、初めて買った、思い出のアナログ盤リクエスト」を、
お送りします。
おっきなプレゼントもありますからね!
土曜の朝は「あなたと朝イチバン!」で!!
10月12日
東京ボーイズ
先日の8日、落語芸術協会の色物でおなじみの、
東京ボーイズのリーダー・旭五郎さんが、
原発不明がんのため、64歳の若さで亡くなりました。
3月3日、池袋演芸場・三月上席、昼の部で観たのが、
最後でした。
嬉しい時も、悲しい時も、辛い時も寄席に行って、
東京ボーイズの高座を観れば、
何ともいえない、朗らかな気持ちにさせてくれる、
寄席の定席では欠かせない、ボーイズ漫才グループでした。

お茶目なウクレレ・仲八郎さん、
とぼけた三味線・菅六郎さんの二人に挟まれて、
背の高いアコーディオンのリーダー・旭五郎さん。
三人の醸し出す絶妙な呼吸の「なぞかけ問答」は、
寄席の売り物でした。
今は落語協会に移籍した、
桂文生師匠の提案で生まれた「なぞかけ問答」。
いやぁ、傑作でした!
遺された菅さんと仲さんで、これからもやっていくとか…。
でも、あのアコーディオンがあってこその「東京ボーイズ」。
残念でなりません。

「なぞかけ問答」のトリネタは、おなじみ!
”東京ボーイズというやつを、なぞかけ問答で解くならば〜
種を蒔かない畑と解きまする〜。
いつまでたっても芽が出ない〜、いつまでたっても芽が出ない〜”でした。

これにかけまして、私も…、
“旭五郎というリーダーを、なぞかけ問答で解くならば〜
自転車のりと解きまする〜。
いつまでたっても忘れない〜、いつまでたっても忘れない〜”

♪天気が良ければ晴れだろう〜。天気が悪けりゃ雨だろう〜。
雨が降ろうと、風が吹こうと”東京ボーイズ”!
ほ〜がら〜か〜にぃ〜〜〜♪

ご冥福をお祈りいたします。
10月 5日
早いもので、一年
いやぁ、早いもので、この番組が始まって、丸一年が経ちました。
昭和52年入社で、30年スポーツアナウンサーをやってましたから、
専らナイター中継担当で、体はすっかり夜型になっていたのをガラリ一変!
土曜の早朝5時放送開始の番組で、喋らせていただくとは…。
なにしろ、ちょいと遅くなれば、これまでその時間に
帰宅することさえあったのですから真逆の生活でした。

毎週土曜日の朝、JR有楽町駅日比谷口から第一声。
日の長短、季節の移ろいを肌で感じながら、
さわやかに、ゆったりとお届けしてきたつもりですが…。
私自身、見るもの、聞くもの新鮮で、心地よく喋っているのですが
人間、慣れというものは怖いですからね…。
あなたがお気づきになったところを、
おハガキで、メールで、ファックスで、ご遠慮なく教えてくださいね!

この短い一年の間に、フッチーは「一児の母」に。
有楽町の町並みも今、大変な様変わりを遂げています。
これからも爽やかに、ゆったり、のんびり、
土曜の朝にピッタリな番組作りをしていきますので、
どうぞ、宜しくお願いいたします。
 
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