1242 ニッポン放送
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みのりの日記
栗村 智
栗村 智
 
diary
4月 1日
落語、やります!
3月30日から4月4日まで横浜タカシマヤで、
「第6回ニッポン放送うまいもん祭り」が開催され、
たくさんのお客様でにぎわっていますよ。
毎度日本中のうまいものので店が出て、その傍にちょっとした、
100人ほど座っていただけるような、ステージがあります。
ココで毎回ニッポン放送の公開生放送や、
ニッポン放送アナウンサーやパーソナリティのトークショーで、
お楽しみいただいています。

そこで不肖私、「60の道楽」なんて苦笑されては居りますが、
大好きな落語を一席申し上げることに相成りました。
こんどの日曜日、お昼「うまいもん寄席」をやりますよ!
少年時代の夢、噺家になるという思いは遂げられませんでしたが、
今でも寄席通いをしながら、高座でやる本職の噺家さんの落語を、
これはいいなという一席さながら、1対1のお稽古のように接したネタが
いくつかあります。
熱を帯びてくると、本当のお客さんの前で実際にやってみたくなるのですよ。
まるで「寝床」ですね。

今、毎日お稽古に余念がありません。
橘家円太郎師匠や春風亭傳枝師匠にアドバイスをいただきながら、
なんとか人前でご披露できるところまでこぎつけました。
いらっしゃったお客様も、私の素人落語にたまたま聞いてしまうことになった皆さんも、
会場は扉もなく開放的な所ですから、ヒドかったらそのまま抜け出していただいて、
うまいもんの出店に立ち寄ることも可能ですから。
私の前に本職の若手・柳家わさびさんの落語に、
太神楽曲芸の翁家和助さんで、お客様には満足していただいて、
最後に高座に上がる私は、会場のお掃除番でございましてね・・・。

皆さんおヒマなら、遊びがてら横浜タカシマヤにお越しください。
4月3日正午〜午後1時半まで、横浜タカシマヤ8F催し会場です。
こんどの日曜日ですよ!!
3月 1日
え〜っと、なんてったっけ?
最近の子供たちの名前って、この間、雑誌に人気上位が載ってましたが、
男の子は、はると・りく・ひなた・かいと・あさひ・いつき・いぶき・・・etc.
女の子は、はな・ひまり・あかり・いちか・さら・ひなた・・・etc.

実はうちの長女が、保育士で奮闘中。
新しく担当する子供たちの保育カードを作成してるのですが、
子供たちの顔と名前を、最初から間違えないように・・・ってことで、
これが大変な作業なんですよ。
昔なら、ひでおくん・まさおくん・ただしくん・まさこちゃん・やすこちゃん・
ようこちゃんなーーーんてね、わりと覚えやすかったでしょ?
今風の名前って、アニメの主人公とか範疇が広がって、
親の思いは昔とかわらないでしょうが、
個性的に生きてもらいたいという思いが強いんでしょうね。

馬と人間を一緒にしちゃうのもなんですが、
最近、競馬の実況前に出走馬の名前を憶えるのに、
前の晩、七転八倒してるのですよ。
昔はロングエース・タケホープ・サクラショウリ・トウカイテイオー・
ナリタブライアン・ダイワメジャー・・・etc.
ややこしい名前の馬はいなかったのですが、
最近は英語どころか、ドイツ語・フランス語・イタリア語、
挙句の果てに、ラテン語まで・・・。
例えば、この間の日曜日実況を担当した「ブラッドストーンステークス」でも、
モルジアナ・アンリヴィールド・ゲマインシャフト・ヨウライフク・
ヴァイサーリッターね・・・・チンプンカンプンな名前の出走馬が目白押し!
62歳のもはや減少一方の脳細胞で、懸命に立ち向かっているのです。
これだけ、個性が強調される世の中ですから、ぼ〜っとしてはいられないのです。
「ぼけちゃいかん・ぼけちゃいかん」と、
自分に言い聞かせながら、実況席に座っているのです。
1月14日
上方落語四天王は永遠なり
覚悟はしていましたが、とうとう三代目が亡くならはりました・・・。
松鶴・米朝・文枝に続いて、春団治師匠も逝かれました。
今日のニュースで、9日に亡くなられたとの発表がありました。

四天王それぞれの持ち味で楽しめましたが、
三代目(春団治師匠)の高座姿の美しさに、
東京にいらしたときは、毎回追いかけていました。
鮮やかな色紋付がお好みで、噺に入る時に、
スパッと袖から羽織を脱がれるカッコよさ、
今でも目に焼き付いています。
角座で漫才に挟まって、淡々とやりはった「代書」。
天満天神繁昌亭のこけら落しでやらはった「祝いのし」。
持ちネタは少ないけれど、どれも練りに練ったテッパンねたでしたね。
「あほがわーわーいうております、
おなじみの寄合酒で、失礼をいたします。」の文句が好きで好きで・・・。
生の高座に接したのは、「代書」「お玉が牛」「祝いのし」「皿屋敷」
「寄合酒」「野崎詣り」「親子茶屋」「高尾」「いかけや」「子ほめ」の
10席ですね。

今から11年前、平成17年9月28日、渋谷セルリアンタワーで行われた、
第一回大上方落語祭渋谷繁昌亭に、鶴光師匠を訪ねて楽屋にお邪魔したとき、
三代目ご夫婦を紹介していただき、三代目からご丁寧に
「三代目桂 春団治」と書いてある名刺を、手渡しで頂戴したのがいい思い出です。
その時は、あこがれの三代目を目の当たりにして、緊張してしまって、
何をお話ししたか、ほとんど覚えていないのが悔しいですね。
いただいた御名刺は「桂春団治落語集のCD/DVD」と一緒に、
大事に置いておきます。
四天王の尽力のおかげで、今の上方の落語界の隆盛があるのですから・・・。

合掌
1月 4日
箱根で迎えた新年
新年あけましておめでとうございます。
三が日は幸運にも会社の箱根保養所の抽選に当選して、
家族5人揃って、温泉地でのんびり過ごしました。
それぞれが好き勝手に過ごしましたが、私は去年秋に買いこんだ、
圓生人形町末廣独演会と志ん朝34席に、
宝井馬琴講談集のCD全集を丸ごとかかえて、
落語〜講談三昧の「結構なおこもり」でございました。

3日の朝、宿舎近くの二の平で、箱根駅伝の復路山下りの沿道で
元気いっぱい復路スタート直後の走り抜けるランナーを応援。
今から20年前、4年間ほど駅伝中継で、
芦ノ湖往路のゴールと復路のスタートを、
高さ5メートルの脚立に座って実況したことを、
懐かしく思い出しました。
あの頃は底冷えにふるえていましたが、最近の暖かいこと。
山登り、山下りの走者の体型は、
競馬の騎手かと見まごうほどの小柄な人が多かったけれど、
今やモデルさんのような長身選手ばかりで驚きましたよ。
時の流れを実感しました。

当方は、相も変わらずがんばります。
でも、母校・中央大学がお尻のほうを走っていたのにはガックリ・・・。
11月24日
ドジャース新監督にデーブ・ロバーツ就任
今朝のサンケイスポーツを見て、ビックリ!
去年からサンディエゴ・パドレスのベンチコーチ(ヘッドコーチだった)
デーブ・ロバーツがドジャース新監督に就任しました。

思い出のロバーツ、彼との出会いは2002年、
ヤクルト・沖縄浦添キャンプにさかのぼります。
アレックス・ラミレス選手に取材している時に、
「実は僕、4月に石井一久投手のアメリカ大リーグデビュー登板の
実況で渡米します。ドジャースに誰か知ってるプレイヤーがいたら、
紹介してくれませんか?」との厚かましいお願いに、
当時のラミレス選手が身を乗り出して、
「ウワオ、それだったらデーブに会ってこいよ。
ボクがクリーブランド・インディアンズのトリプルA時代のチームメイトなんだ。
去年、ドジャースに来て、今年もおそらくトップバッターでセンターを守るはずだ。
しばらく会っていないが、マイナーの頃、一番仲の良かった奴なんだよ。」と
私の取材ノートに旧友、デーブ・ロバーツへのメッセージを
書いてくれて託されたのです。

このメッセージノートを持って、ロサンゼルスのドジャースタジアムに!
3塁側のドジャースのロッカールームで会ったロバーツは、
メジャーにしては小兵の176センチ、78キロ。
いかにも俊敏そうな、そしてとても明るい選手でした。
ラミレスからのメッセージノートを懐かしそうに見て、
「これは、彼のチームのキャンプ地で書いたのか?
えっ、沖縄だって?私の父はUSマリーンで、
母は沖縄で生まれ育った日本人なんだよ。
僕は那覇で生まれて、物心つかないうちにサンディエゴに移り住んだので、
日本語は出来ないけど、僕の体にはドジャーブルーの血のほかに、
日本の血も流れているんだよ。
石井も、野茂もうちのチームのローテーションピッチャーだから、
きっと活躍するさ。僕も彼らの援護ができるように、
必死で競争の激しいメジャーで頑張ってるから、
アレックス(ラミレス)にも頑張れって、伝えてくれ」って、
彼も私の取材ノートにラミレスへのメッセージを書き込んでくれました。

先日、日本のDeNAの監督に就任したアレックス・ラミレス。
そして、海の向こうのロサンゼルス・ドジャースの新監督に、
デーブ・ロバーツ就任!!!
いやぁあれから13年、二人のグレイトサクセスに感動したわけですよ。

デーブ・ロバーツは、2002、03、04と
45盗塁、40盗塁、33盗塁と俊足巧打で貢献。
ボストン・レッドソックスに移籍した
2004年には、0勝3敗の崖っぷちだった
ヤンキースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で、
3対4の9回2アウトから二塁盗塁を決め、
その後の同点ホームインをきっかけになりました。
レッドソックスは、そこから4連勝。
ついには、ワールドシリーズで対カージナルスにも4連勝して、
あのベーブルースの呪い(ザ・カウス・オブ・バンビーノ)を解いて、
86年ぶりのレッドソックス世界一に導いた男ともいわれています。

これから地区プレイオフでメッツに敗れた
ドジャースの応援に、熱がこもりますよ。
あっ、ラミレスのDeNAも応援しなければ・・・。
 
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