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山本かおるの今日もいい天気
山本かおる
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Diary
1月24日
ラードご飯
出産間近で里帰りしている花ちゃんが不在ではありますが
私の熱心な勧誘により豚肉愛好会に入会して下さったKディレクターと
第二回の会合を開きました。
Kディレクターは実は私などよりはるかに前から豚肉専門店を研究している豚通で
彼の入会により一気に候補店が増えちゃいました♪
その中で今回の会場となったのが上野駅近くの『東京豚(とん)バザール』。
溶岩に載せて焼く幻の豚肉、その名も“ルイ・ヴィ・豚”に強烈に惹かれたんです。

頼んだメニューは『ルイ・ヴィ・豚ロース溶岩石焼』『しゃぶしゃぶ肉の生春巻き』
『角煮(デミグラスソース)』『塩ねぎ焼き豚(?)』『ひれカツ茶漬け』
そして、『ラードご飯』!

どれを頂いても美味しかったのですが(特にルイ・ヴィ・豚!!軟らかくて甘い!!)
私にとって衝撃的だったのが『ラードご飯』。

子供のころバターご飯は時々食べていて余り好きではなかったのですが
ラードご飯は似てるけど全然違う。
旨みたっぷりのラードを熱々のご飯に混ぜて溶かし、そこに特製のタレを回しかけ
小葱を散らすだけ。
なのに、なんでこんなに美味しいの??
想像とは違っていて、全然脂っこくないし、とにかくコクがあって旨いんです。
美味しい豚肉は脂も美味しいんですよね。
分かっていたつもりですが、再認識です。
私にとって鮮烈な新しい味との出会いでした。

今回はKディレクターと一杯のラードご飯をシェアして食べたんですが
次に花ちゃんと行くときは例えお料理を一品減らしたとしても
ラードご飯は一人一杯ずつオーダーしようと思います。
それくらいブラボー♪でした。



1月23日
アオカビ
おうち大好きで、普段は家でビール飲んでゴロゴロしている私ですが
新年明けて松が取れた頃から、新年会、ただの飲み会、ライブのお誘いなど
毎晩のように…いえ、“ように”でなくて、本当に毎晩、出歩いていたんです。
そのためこの所、家でキッチンに立つのは、朝ごはんのためにお湯を沸かしたり
ちょっと野菜を茹でたりする時だけ…になっていたんですよね。

さて、昼食を作らなくては…と、今日、久々に家のキッチンに立った私。
コンロ付近には家中の鍋が渦高く積み上げられています。
年末にお節を作ったときに使ったもの。
お節って品数が多い上、私はいつも一日で一気に作っちゃうので
とにかく鍋の数が必要なんです。

日常使うのは、自慢のベローナゴールドの寸胴と片手鍋、そして小さなミルクパンの3つ位。
キッチンの棚の中には一年に一度、お節作りの時だけの為の鍋が沢山眠っているんです。
それらが全部ひっぱりだされたままになっていた訳です。

ああだらしない…ちゃんとしなくちゃ。
ひとつひとつ片付けていくと、奥のほうにお玉が入ったまま蓋のしてある鉄鍋を発見。

あ、黒豆!!!

今年、うっかりいつもの倍量の黒豆を煮てしまった私。
ちゃんとカップで量って水に戻そうとしたのですが手元が狂って一袋(1kg!!)全部
水の中に投入してしまったのです…。
黒豆、体にいいし。
健康の為せっせと食べよう…と思って全部煮ちゃいました。

でも、やっぱり一人で食べる量って限られているものです。
しかも三が日が過ぎるとお節に飽きてくるし。
そんな訳ですっかりその存在を忘れてしまっていたのです。

恐々鉄鍋の木蓋を開けてみると…やっぱり。そこには立派なアオカビ。
黒豆の姿も見えないくらいこんもりと覆い尽くしています。
あ〜あ、やっちゃった。もったいない。今年は特に美味しく味付け出来たのに。

お節の黒豆なんだから持ちがいいんじゃない?…って思われるでしょうけれど
私の黒豆、お酒のつまみになるように砂糖をうんと少なくして煮ているんです。
だから日持ちも悪いんですよね…。

カビをどけてみると艶々した黒豆が。
まだ食べられそうな様子です。
そうだよね。
アオカビって、ペニシリンの原料で殺菌作用があるんだから、アオカビが生えてるってことは
腐っていないってことだよね。
ブルーチーズみたいにカビのおかけで発酵して美味しくなっていたりして…。

ちょっとそそられたのですが、やめておきました。

全く。
反省です。
鉄鍋もよく火で乾かして棚に仕舞いました。



1月21日
ナイスカップル!
…って最近言わないのかなぁ。
“アベック”よりは良いよね?

今日司会してきた婚礼の新郎新婦。
まさにタイトル通りのナイスカップル。
とにかく二人でいることが楽しそうで幸せそうで。
いちゃついている訳じゃないけれど、お互いの事とっても好きなんだなぁ…って。
打ち合わせの時から感じられました。

どちらがリーダーシップをとっているかっていうと…新婦かな?
姉さん女房だし。
でもね、絶対に勝手に決めないの。
必ず相手の意見を聞く。どうしたい?って。
で、意見をまとめて決定していく。
また、別の場面では新郎がリーダーシップをとる…って具合。

そう。
二人の間の押し引きの加減が絶妙なんですよね。
その様子を見ているだけでも気持ち良かったんです。
絶対にこの二人は幸せになるなぁ…って。
周りからも愛されますしね。

そういえば、私って担当する新郎新婦に恵まれています。
11月から婚礼司会を再開した訳ですが、気持ちの良いカップルばっかりですもん。
素直に幸せオーラを発しているカップルばっかり。
そんなお二人の記念の日に立ち会えるって、素敵な仕事してるんだなぁって熟と思います。



1月20日
ちゃんと省エネしてます。ご安心を♪
以前ここで紹介をした私が仕事をしているコミュニティーFMの制作ブログをご覧になった
LFリスナーさんから、そのコミュニティーFMにメールを戴きました。
「放送局は省エネ運動のリーダーたるべし!」という趣旨の御意見メールです。

ブログにアップされている私の写真がこの寒い時期にも関わらず半袖姿なので
暖房を使い過ぎなのではないか…ということなのです。

「あの寒がり屋のかおるさんが半袖ということはスタジオの中が暖か過ぎる証拠なのでは?」
いやぁ…私の日記をよく読んで頂いています。嬉しいです。
でも、だからこそ、がっかりされないよう、きちんと誤解を解かなくてはいけませんね。

そう、私は寒がりです。
でも、省エネ等、地球環境を守る事に関する意識も高いと自負しています。
合成洗剤を使わないようにしています。
ゴミの分別もかなり気をつけています。
エアコンの設定温度は、夏は30度。冬は11度。
おまけに夏は殆どエアコンを使わない。
冬もなるべく厚着で過ごし、吐く息が白くなるまでは暖房も使っていません。
(まぁこれは、電気代の節約という、家計に関する理由も大きいのですが…)

で、問題のコミュニティーFM。
そう。スタジオの中、とても熱いです。
半袖にならないと汗をかきます。
でも実は、私が放送を担当している時のスタジオのエアコン設定温度は15度なんです。
それなのに何故暑いのか?
実はとても狭いスタジオの中に機材が沢山あってそれらがかなりの熱を発しているんです。
しかもサテライトスタジオということで、外から見られることも意識しなくてはならず
照明をたくさん当ててもらっています。
テレビスタジオに入った経験のある人は分かると思うのですが、照明って結構暑いんですよね。

そんな訳で、スタジオはこの季節でも蒸し風呂。
半袖にならないと、のぼせてきちゃうんです。
決して、暖房を使い過ぎているという訳ではありません。ご安心を!

私の半袖姿のせいで大事な仕事場の一つに迷惑をかけるのが忍びないので
誤解を解くべく長々と書かせて頂きました。

でも、なるほど。
服装一つでこういう影響があるんですね。
勉強になりました!
これからなるべく気をつけます。



1月17日
フラメンコギター
今日収録したジャズのゲストは、フラメンコギターの沖仁(おきじん)さん。
NHKのトップランナーに取り上げられるなど、最近引っ張りだこで
今日も何軒も取材の梯子だった様子。
しかし疲れなんておくびにも出さずに、終始穏やかに微笑みながら話をして下さいました。
私よりもずい分年下なのに何なんでしょう。この落ち着きと包容力。
既にご結婚されていて、お子さんがいらっしゃるんですが
父親になるとそんな陽だまりのような温かさが自然とにじみ出てくるんでしょうか?

ところで。
フラメンコって、私、悲しくて、激しくて、暗い音楽…って思い込みを持っていたのですが
見事、気持ちよ〜く裏切って貰いました。
彼の創るフラメンコの楽曲は、太陽の光が似合います。
そう、陽射しの温かさや風の爽やかさが伝わってくるんです。
へぇ、こんなフラメンコもあるんだ…と。
目からうろこ。
どうしてもフラメンコっていうと、カルメン、闘牛ってイメージが先行しちゃいますもんね。
それだけじゃぁないんです。

つい先日まで『たけしの誰でもピカソ』のエンディングテーマとして流れていた曲
わかりますか?
あの曲が、沖さんの♪『雨上がりのマーチ』です。
メジャーデビューとなった最新アルバムのタイトルは『ナシミエント』。
スペイン語で“誕生”って意味なんですって。
素敵でしょ?
お子さんが生まれるまでの一年を四季でつづった♪『4シーズンス』という組曲や
温かい家族に憧れて…と作った♪『ファミリア』。
そんな愛に溢れた一枚なんです。

今、ナシミエントを聴きながら、ヒーター前で幸せそうに伸びている猫にゃんずを見ていると
ちょっぴりだけ、親の気持ち、分かる気がします。