飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
あなたとハッピー
ニッポン放送ケータイ
飯田コージの外はおまかせ!
 
香港競馬通信
3月25日
今日はチャンピオンズマイルの登録馬について。
昨日書いた通り、QEⅡと重複登録している馬も何頭かいます。
香港代表では、史上初の無傷で香港クラシック三冠を制覇したラッパードラゴンもその一頭。
おそらくこちらに出走するであろうというのが大方の見方で、チャンピオンズマイル登録の43頭の中では最も勝利に近いと言われています。
とはいえ、海外勢も含めて18頭のG1ウィナーがひしめく激戦区。
相手関係もかなり手強そうです。
長らく香港馬が勝ち続けてきたこのレースですが、近年では外国勢も健闘。
2014年に南アフリカのスター、ヴァラエティクラブが海外勢で初優勝を遂げると、去年は日本のモーリスが勝利。
地元のアドバンテージはほぼなくなり、互角の勝負を演じているといっても過言ではなくなってきました。
また、かつて香港で調教されていて、最近ではG1ニューマーケットハンデ(1600m)を勝ったレッドキルクウォーリアが香港に凱旋出走するという話題もあります。
同じくオーストラリアからは、G1マカイビーディーヴァS(1600m)を勝ったパレンティノやG1トーラックハンデ(1600m)の勝ち馬ヒーズアワロッキー、G1を3勝のレロメインが登録。
豪州勢として初のチャンピオンズマイル制覇を目指します。

香港からの登録馬でラッパードラゴンの他に目立つところでは、12月の香港マイル馬ビューティオンリー、G1を2勝のヘレンパラゴン、G1スチュワードカップ馬ジャイアントトレジャー、G1クイーンズシルバージュビリーカップを制したコンテントメントなどなど…。G1馬でなければ出走できないのではないかというほど層が厚い登録馬の数々。
今から一ヶ月先が楽しみです。

また、同じ日に行われるもう一つの国際G1チェアマンズスプリントプライズ。
こちらは去年から国際G1レースになりました。
グローバルスプリントチャレンジの第4レグという位置付けは変わらず、今年はG1馬12頭を含む47頭がエントリーしています。

去年のレースでは最後方から一気の追い込みで鮮やかな勝利を収めたオーストラリアのシャトーカ。
今年はディフェンディングチャンピオンとして沙田の1200mに戻ってきます。
同じ豪州勢では、G1マニカトーS(1200m)を制したレブルデイン、G1オークレイプレート(1100m)馬のシェイデルが登録。
そして、ニュージーランドからはG1NRMスプリント(1400m)を勝ったスタートワンダリングが登録しています。

欧州勢の筆頭は、ヘンリー・キャンディ厩舎のリマトでしょう。
G1ジュライカップ(1200m)の勝ち馬です。
さらに、G1モーリスドギース賞(1300m)の勝ち馬サインズオブブレッシングやアメリカからアイルランドへと移籍したワイルドデュードの名前も見えます。
後者はアメリカ時代にG1を制していますし、前者のサインズオブブレッシングは12月の香港スプリントに出走。
今回と同距離同コースで、見せ場たっぷりの5着でした。

日本勢も負けてはいません。
スプリンターズSを勝ったレッドファルクスに、2015年の桜花賞馬レッツゴードンキなど6頭が登録。
レッツゴードンキはチャンピオンズマイルとの重複登録となっています。

一方、地元香港勢では、近年の香港スプリント界のトップ2、エアロヴェロシティとペニアフォビアが揃って登録しています。
何といっても12月の香港スプリントをここ3年2頭で分け合っているというライバル同士。
これに続くのが去年のこのレース2着3着のラッキーバブルズとストラトモア。
さらにG2級のアメイジングキッズやノットリスニントーン、穴っぽいところでは若武者ミスタースタニングも侮れません。

チャンピオンズマイルとチェアマンズスプリントプライズは、5月7日の予定です。


 
前のページ 最新のページ 次のページ
 
 
  ニッポン放送トップページ夜の番組ページ
Copyright © 2012 Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.