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飯田コージ |
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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5月27日 |
昨日沙田競馬場で行われたスタンダードチャータード・チャンピオンズ&チャターカップ(G1・芝2400m)で勝利を収めたのはエグザルタントでした。騎乗したザック・パートン騎手は香港競馬で記録的な1シーズン7度目のG1勝利を収め、 2014/15シーズンにホアオ・モレイラ騎手が達成した6勝の記録を塗り替えました。
パートン騎手はこの日6勝の固め打ちで。その中にはデヴィッド・ホール厩舎のリトルジャイアントで勝ったG3沙田ヴァーズと、このチャンピオン&チャーカーカップも含まれています。まさに、パートンデーといった様相でした。そして、最終レースではファストモストフューリアスに騎乗。1日7勝が目の前に見えていましたが、惜しくも鼻差敗れてしまいました。
「いい日だった、文句は言えない!」と、香港チャンピオンジョッキーは言いました。
パートン騎手は、昨夜シンガポールのG1クランジマイルをサザンレジェンドで制した後、今朝早く香港に戻ってきました。まさにトンボ帰りでの固め打ち。タフとしか言いようがありません。
このエグザルタントの勝利で今シーズンの勝ち鞍を130に伸ばしたパートン騎手。さらに最終レースまでに2勝を足して、通算132勝でこの日のレースを終えました。
「今日のエグザルタントは素晴らしかった」とパートン騎手。続けて、「最近は直線で失速することが多かったんだけど、今日は最後までしっかりと伸びてくれたね。残り600(メートル)でちょっと置いていかれたんだけど、諦めずにフィニッシュラインまで伸び続けた。タフで力強いいい馬だよ。今シーズン、彼はずっと素晴らしかった。それは馬と(管理する)トニー(・クルーズ調教師)の功績だよ。」
と、馬と陣営を褒めました。
単勝1.5倍という圧倒的な支持を集めたエグザルタント。先行したタイムワープの後ろ、9頭立ての4番手に落ち着き、最終コーナーまで折り合って末脚を溜める戦術でした。直線の入り口では去年のこのレースを制したパキスタンスターが先に抜け出しました。パートンのエグザルタントは内から4頭目の外へ出した分追い出しが遅れました。
しかし、そこからエグザルタントはパートン騎手の叱咤に応え、クビを深く下げながら、パキスタンスターを追います。残り200mでパキスタンスターが失速すると、エグザルタントは今シーズンG13勝目に向けて末脚を伸ばし続けました。
「彼は最高のステイヤーで、今日もそれを見せてくれたね」とパートンは上機嫌に語りました。
結局、パキスタンスターは4着に沈み、キャスパー・フォーンズ厩舎のライズハイがキャリアベストの2着。フランキー・ロー厩舎のダークドリームが最後方から直線一気で3着に入りました。
1996年開業のクルーズ師は、2013年までチャンピオンズ&チャターカップのタイトルを取れずにいましたが、その後は勝ち続け、今日の勝利で実に6勝目となりました。
調教師、騎手、オーナーのエディ・ウォン氏とウォン・レオン・サウヒン氏は、以前から6月末のG1宝塚記念に遠征する意向を示していました。しかし今日のレースを終えて、少し方針を変換したようです。
「このところのレースはちょっと足下を気にしていたね。この馬は道悪よりも良馬場の方がいいと思うんだ。今日はその点気分良く走っていたよ」とクルーズ師。そして日本遠征については、「ボクもジョッキーもオーナーも、日本に行かないと決めたんだ。阪神競馬場は小回りだし、この時期はほとんどの場合、道悪になるしね。だから、ちょっと早いんだけど休養に当てることにしたよ」
「来シーズン、遠征は多分ドバイ。ドバイに行くんなら、狙いのレースはすでにあるよ」
陣営はすでに来年3月までのスケジュールを考えているようです。
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