飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
10月27日
昨日に引き続き、12月に行われる香港国際レースの第一次登録馬の話です。
今日と明日はレースごとに登録馬を見ていきます。
今日は、香港カップと香港マイルです。

まずは香港カップ。賞金総額2500香港ドルという4つのG1の中で最も賞金の高いこのレースには実に80頭のエントリーがありました。
香港に縁の深い馬では、今年のクイーンエリザベス2世杯を勝ったネオリアリズムが日本から参戦。同じく日本から遠征するG1ドバイターフの勝ち馬リアルスティールと共に、地元香港のトリプルG1ホルダー、ウェルテル、アメリカの実力馬アッセンド、オスカーパフォーマンスと激突します。
オスカーパフォーマンスは去年のG1ブリーダーズカップジュベナイルターフ(1600m)の勝ち馬にして今シーズンはG1を2勝しています。
さらに、今年はG1コロネーションカップ(2400m)とG1プリンスオブウェールズS(2000m)を勝っているハイランドリールも参戦。
昨日も書きましたが、2015年の香港ヴァーズ馬でもあるので、古豪とはいえ侮ることはできません。

香港カップは1988年に第一回を開催。
香港では一番古い国際レースです。
上に挙げたエントリー以外にも、愛チャンピオンS(2000m)を含め今年G1を3勝のデコレイテッドナイトや、4月に皐月賞を勝ったアルアイン、イギリスの牝馬ブロンドミー、さらにニュージーランドからはトップホースのジンジャーナッツが満を持して参戦します。
ジンジャーナッツはニュージーランドからレベルの高いとされるオーストラリアに遠征。
ローズヒルギニーを含め3つのG1タイトルを獲得しています。
ちなみに、この馬は香港ヴァーズとのダブル登録です。
南アフリカからは、当地の著名G1サンメットの過去2年の勝ち馬が揃って参戦。
去年の勝ち馬、牝馬のスマートコールと、今年の勝ち馬ウィスキーバロンです。
ウィスキーバロンは香港マイルとのダブル登録となっています。

続いて、その香港マイル。
ここは去年の覇者、地元香港のビューティオンリーがタイトル防衛を狙います。
そうはさせじと集まったエントリーは実に81。
綺羅星のごとくスターホースが揃いました。
まず注目は、ゴドルフィンのリブチェスター。
欧州でG1を4勝、さらに全15戦のうち、3着までに入れなかったのは1回のみという超堅実馬です。
お次は、名伯楽エイデン・オブライエン調教師が管理するアイルランドのローリーポーリー。
こちらも今シーズンG1を3勝しています。
さらに、フランスのG1フォレ賞馬アクレイムに去年のこのレース7着ながら、今年のG1安田記念を制した日本のサトノアラジンの名前も見えます。
同じく日本からは、G1ヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードが参戦。
そして、マイラー路線以外からも、フランスのスエドワが1600m戦に挑戦します。
もともと欧州のトップクラススプリンターとして知られていましたが、前走キーンランド競馬場のマイルG1、シャッドウェルターフマイルを制して、少し長い距離にも適応力があるところを見せました。

ただし、これだけ名のある海外勢を揃えましたが、香港マイルは歴史的には地元勢が圧倒的に有利なレース。
過去11回で地元馬10勝と圧倒的な強さを示しています。
ディフェンディングチャンピオンのビューティオンリーに加え、去年の2着馬ヘレンパラゴンもしっかりとエントリー。
さらに3着馬だったジョイフルトリニティや4着馬で2度G1を制しているコンテントメントまで。
地元の牙城、香港マイル。迎え撃つ準備は万端のようです。


 
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