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飯田コージ |
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。 |
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香港競馬通信 |
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10月28日 |
昨日、一昨日に続き、12月10日に行われる香港国際レースに関する話題です。
今日は、香港スプリントと香港ヴァーズ登録馬を詳しく見ていきます。
世界一賞金の高いスプリントレースとも言われている香港スプリント。
賞金総額1850万香港ドルを目指して、今回は56頭がエントリー。去年の同じ時期と比べると11頭増えています。
地元香港からは、去年のこのレース2着馬のラッキーバブルズ、G1を2勝のミスタースタニングが登録。海外勢を迎え撃ちます。
アメリカからはまさに今売り出し中のスプリンター、ロイエイチが登録。
この馬は前走ダートのスプリントG1、サンタアニタスプリントチャンピオンシップを制覇しました。
北米からは、2015年のこのレースで人気を集めながらもペニアフォビアの5着に沈んだモンゴリアンサタデーも雪辱を期してエントリーしています。
日本勢では、高松宮記念を制したセイウンコウセイ。
さらに、高松宮記念、スプリンターズSと2着が続くレッツゴードンキの名前を見ることができます。
欧州勢では、まずリブリサブリーズ。
先週末には、アスコット競馬場のG1ブリティッシュチャンピオンズスプリントを勝利。勢いに乗っています。
他にも、ロイヤルアスコットのG1ダイヤモンドジュビリーS(1200m)の勝ち馬ザティンマン、G1アルクォーツスプリントを勝ったザライトマン、それに去年小差の5着だったG1ウィナー、サインズオブブレッシングも参戦を予定しています。
今回検疫に関する政府間取り決めの難航で登録馬が激減したオーストラリア。
スプリントに関しては本気度が高く、エースのレッドキルクウォーリアにマルチG1ウィナーのヴェガマジックの参戦が予定されています。
続いて、香港ヴァーズ。この日予定されている4つのG1の中では最長距離の2400m戦。
賞金総額1800万香港ドルを巡り、76頭がエントリーしています。
去年の同じ時期と比べ12頭増。
たしかに、海外勢の活躍が毎年最も目立つのがこのレース。
それだけに、各陣営が現実的に賞金を狙いに来ているのかもしれません。
ちなみに、このレースを最も得意としている国は、フランス。
フランス調教馬は過去10勝しています。
フランスの名伯楽、アンドレ・ファーブル調教師は1999年のボルジア、2014年のフリンシャーでこのレースを制しています。
今年は、凱旋門賞2着のクロースオブスターズで参戦。
この馬は凱旋門賞で欧州最強牝馬イネイブルに負けはしましたが、その実力は高く評価されています。
2年前の2015年にこのレースを勝ち、去年は日本のサトノクラウンの2着だったハイランドリールは3年連続のエントリーとなりました。
その日本からは、歴代菊花賞馬が参戦。今年の勝ち馬キセキに、去年のサトノダイヤモンドがエントリーしています。
サトノダイヤモンドは去年の有馬記念馬ですが、凱旋門賞では道悪に泣き、15着大敗。香港で巻き返しを図ります。
ゴドルフィンからは、G1エクリプスS馬ホークビルが登録。
海外勢で残るは、ハイランドリールの同厩馬でG1牝馬セブンスヘブンがエントリーしています。
このレースに関しては、例年通り海外勢が馬券の中心。
報道のされ方もそれが現れているようで、香港勢の名前はほとんど見ることができません。
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