飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
10月30日
週末のハッピーバレー昼開催。目だったのはチャド・スコフィールド騎手でした。
第4レースのフライングクエストと第5レースのカーキで連勝したのです。
前者のフライングクエストでの勝利で、管理するデビッド・ホール調教師とのコンビで久々の勝利を挙げました。
このコンビでの勝利は2度目だそうですが、前回は同じフライングクエストで15か月前の出来事ですから、かなり久しぶりのコンビ再開となりました。
「デビッド・ホール厩舎の馬たちは本当に良い馬ばかりなんだよ。今日はブリンカーを装着したけれど、良い選択だったと思うよ。馬がレースに集中していたからね。今までは直線残り600mぐらいからスムーズさを欠いていたんだけど、今回はブリンカーのお陰もあってまっすぐ伸びきってくれて、勝つことができたんだ」
と、スコフィールド騎手は陣営を称賛しました。

一方、後者のカーキを管理するトニー・ミラード調教師はスコフィールド騎手のお得意様。
共に挙げた勝ち鞍は数知れずというところですが、今回はクラス4の1200m戦での勝利です。
「8番枠とゲートに恵まれなかったから、先手を奪って積極的にレースをしようという作戦になったんだ。でも、チャド(・スコフィールド騎手)は少し抑えたんだな。ボクもあんなに馬場が回復するとは思ってなかったから」
と、ミラード師は明かしました。
道悪ならば先手先手ですが、良なら好位差しの方がより勝つ確率が高まるのはセオリーです。
さて、今後については調教師、騎手ともに期待しているようです。
スコフィールド騎手は、
「この馬はクラス3でも十分勝負になると思うよ。たしかに事前の打ち合わせではハナを奪って引っ張ろうということだったんだ。そのための調教も積んできたしね。でも、先行馬の外に付けたら思いの外折り合っていて一息つけることがわかったんだ。だから、直線よく伸びたでしょう?あそこで息が入ったから、もう一踏ん張りすることができたんだ」
と馬を誉めました。

また、このハッピーバレー昼開催で馬の側で目だったところを挙げると、第3レースのクラス4、1200m戦を勝ったノルディックウォーリアでしょう。
ヨーロッパで短距離G1を勝ちまくったチャンピオンスプリンター、スレイドパワーの全弟に当たり、香港国際セール出身馬としても注目を浴びるこの馬。
期待に応え、4戦目にして初勝利を挙げることができました。
「お兄さんに比べてスピードがある感じはしないけど、まだ若駒だからね」
と、管理するリチャード・ギブソン調教師。続けて、
「ハッピーバレー競馬場初挑戦の馬には、この昼間開催は普段の夜に比べると幾分楽なんだろうね。もちろん、この馬は今までも能力の片鱗は見せていたんだ。デビュー戦(1200mで2着)は不運だったけど良いレースだったし、今回は良い枠(2番枠)を引き当てたからチャンスだと思っていたんだ」
と、勝利を称えました。

調教師で目立っていたのはこの日3勝のミー・ツイ師。
スターリットナイト、アルマベイビー(いずれもジャック・ウォン騎手)、ドラゴンパイオニア(ビンセント・ホー騎手)と固め撃ちました。
次回開催は水曜日、今度はいつもと逆で沙田競馬場でナイター開催となります。


 
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